人気ブログランキング | 話題のタグを見る

nine to nine

nine to nine_a0072072_200984.jpg

『nine to nine』
天神IMS:6F/092-721-0292/10:00~20:00
6/17(水)~9/27(日)まで期間限定OPEN!


九州津々浦々の地元でもあまり知られていない隠れた逸品や
九州生まれのデザインコンシャスなプロダクトを九州の人たちに向け紹介します。
家具やおもちゃなどモダンであたたかみのある木製品や自分使いにも
ちょっとしたギフトにもオススメの九州生まれの心をくすぐるアイテムが勢揃い!!
作り手の顔が見えるモノづくりにまつわるストーリーと共にお届けします。






昨日の夕方、だいぶお待たせしましたが、かばん4点を無事納品。
お店の名前、『nine to nine』とは九州のものを九州の人たちへという意味で、
ものづくりの地産地消が大きなテーマだそう。

そして、このお店に出品している人たちの多くが、おそらく
小さく生きている人たちなんだろうと思う。

それは、このお店を企画運営している
『STRINGS DESIGN』のお二人もそうで...


6月のはじめ、詳しい内容がみえないままに
電話でこのオファーをいただいた時は正直とても戸惑った。

2週間後に控えたオープンまでに鞄を納品することは不可能だったし、
すでに受けているオーダーものや、腰を据えて取り組まなくちゃならない企画もあって
これを受ければそちらが中途半端になりはしないか?
単に商品を並べるだけの「ショップ」であれば出品する意味はあるのか?
だいいち、それを受けれるだけの力量がわたしにあるのだろうか?
と、不安要素が駆け巡り、お断りするのを前提でSTRINGSのお二人に会った。

でも、その不安が消えるのにそんなに時間はかからなかった。


わたしより3つ年下の彼らは、気さくながらもとても真摯な姿勢で
このお店に対する思いを語ってくれ、わたしの思いもきちんと聞いてくれた。
もちろん、きちんとパッケージされた「仕事」の数々をみせてもらい、
そのクオリティの高さに信頼を寄せたのも事実。

でもいちばんの決めては、彼らのなかに希望をみいだせたこと。
他者を生かし共に歩もうとする、おもいやりのようなもの。
だからこそ、彼らと一緒になにかをやってみたいと思ったし、
素直に応援したい気持ちにさせられた。

それはたぶん、彼らもわたしも「小さく生きている」からであり、
その小ささの中に大きな希望があるのだと、わたしは信じている。




nine to nine
小さなものたちの、小さな物語とともに、
希望をつくる、彼らの「仕事」ぶりにも注目してください。
by cotomono | 2009-07-23 21:06 | Exhibition
<< シルクハットと、ギターと、トリを。 皆喜日食 >>