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なれないけど、ずっと憧れている職業がある。

それは、お医者さん。
それも、木のお医者さん「樹木医」。

今朝のようこそ先輩は、樹木医 塚本こなみさん。
塚本さんが、ときどき話しをしにくるという老杉からは
画面越しではあったけど、ひしひしと生きている様が伝わってきた。


生まれかわったら、わたしは木になりたいとずっと思っていて。
どうして?と聞かれても、気持ちよさそうだからとしか答えられないけど、
その“ひしひし”感がいいのかもしれない。


3年前まで暮らしていたお家は木立と水に囲まれていて、
遠くからみるとまるで森のようだった。
家の前には神社へと続く小径があって、
その入り口を示すかのように杉の大木が根を張り、
生い茂った枝葉からは木漏れ日がさしこんでいた。
そして、神社には朽ちてるような生きてるようなクスノキの御神木。
ミッキー(こないだ天に召されました)と散歩してるとき、
気持ちが沈んでいるときはいつもそのクスノキのところまで行って
しばらく木肌に触れていた。

そういえば、もう7年くらい前になるけど、
「あなたは木の近くに住んでいるでしょう?木の気配がします。」と
50代くらいの見も知らずの女性から言われたことがあったな。
へんなこと言う人だなぁと思ったけど、実際、木の近くに住んでいたので
そういう目にみえない力ってあるんだなぁと妙に納得してしまった。

今は都会のマンション暮らしだし、実家も田舎を離れてしまったので
そうそうあの場所に帰ることはできないけど、
誰かがずっと待っていてくれる気がするのは、木のせいかしら?
by cotomono | 2008-02-23 12:07
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