12月25日
オーダーを頂いていたシザーケースを納品。
素材に選んだのは、レザーのような質感のある酒袋。
素材がもつ存在感を生かすため、あえて端処理はせずそのままに。
内側には補強を兼ねたオレンジのフェルトと、
オーダー主が履き崩したデニムをあわせ表情をつけ
ハサミやコームなど美容師道具を6本収納OK。
もちろん、赤耳も見逃しません
ハサミやピンをひょいってね。
そして、持ち運びのときはクルっとまいてバッグイン。
たくさんの迷いのなかでカタチとなった作品。
最後まで心配だったのが使い勝手。
道具となるものを作るのは、想像以上に難しく
思うように針が進まなかった。
素材とその先にある存在とひとり対話をする日々。
でも、辿りつく答えはいつも同じ。
“喜んでくれますように”
“小さな力になれますように”
+
お代を頂けないものは作らない。
そう決めてモノづくりをしているなか、
お代を頂くか最後まで悩んだけど、
お金には代えられない言葉を頂いた。
迷いのなかで、
思いは届いた、、、かな。