ちょうど一週間前のこと、久しぶりに強い怒りを感じる出来事に遭遇した。
最近はだいたい機嫌良く暮らしているので、湧き上がる強い怒りに驚いた。
怒りで眠れないなどどれくらいぶりだろう。。
具体的には書かないけど、怒りを感じた相手の中にある我慢と嫉妬、
そしてそれを誤摩化すための詭弁とそれを押しつけようとする傲慢さに、
もういいから黙って向こうに行ってくれと心底思った。
若い頃は、理不尽なことに対する怒りを糧にもできてたけど、
歳を取ると怒りは心身ともに消耗するだけでしかないとつくづく思う。
そして、そんなものに消耗されている時間はもうないのだ。
我慢とは言い換えると自分に嘘をついていることであって、
どんな詭弁を用いようとも、いづれ身を滅ぼす。
ちなみに仏教で「慢」とは思い上がりの心をさすのだそう。
我慢している状態は、それと引き換えに何かを得ようとする下心が
見え隠れしてて心底ダサい。そのダサさに怒りを覚えるのだ。
だったら最初から心の儘に、我儘に行けば良い。
一方で、我儘は世間一般では悪いことのように思われているけど、
自分の儘であること、自分に素直にそのままであることほど
風通しのよいことはない。我儘であることで何かを失うことがあっても
自分に素直に従った結果であれば、それも「思うが儘」なのだ。
もちろん、他者を無闇に傷つけないことが前提ですよ。
いづれにせよ、人のことをとやかく言ってる暇はない。
人を変えることはできない。変えられるのは自分だけだ。
我慢したい人は好きなだけすれば良い。
自分は自分の儘に、我儘に行く。
そして、怒りは身を滅ぼす。
現場からは以上です。
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