佐賀の展示会で予想以上に大ものが動いたので、熊本用に急遽追加制作を。
今年の春から出して評判が良かったCREATERSの黒リュックを作ってるけど、
同じものを繰り返し作るのがやっぱり苦痛なので、好き勝ってに作ってます。
その分前作に比べ、使う人を選ぶし値段もかなり上げるけど、ま、いいや。
売れるものより、いまはただ、かっちょいいものを作りたいのだ。
さて、「茅乃舎」の本だしでおでんを煮るとすごく美味しいのよーと、
料理上手の着物やのおばさまたちに教えてもらったので、週末は今年初のおでん
を作ったところ、もうびっくりするくらい上品なお味になってちょっと感動。。。
隠し味に塩こんぶを入れたのも正解。あー、美味しいもの作って食べるのって最高。
ちなみにおでんに欠かせないゆず胡椒、茅乃舎のはちょっとお高いけど絶品です。
このご時世、いつまで健康で美味しいものを作って食べられるか分からないので
一食たりとも無駄にしたくないと切に思う、食いしん坊な今日この頃。
来月は、数年ぶりに「白つぐ」でのお食事会もあるし、楽しみだなぁ〜。
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それぞれの事情や立場があるし、要らぬ対立は避けたいので、これまで
はっきり書かずにいたけど、東京(関東首都圏)はもう本当にヤバいのでは?
というのも数日前、東京のあちらこちらで
黄色い粉が積もっているのが発見
されていて、2011年3月に東電福島第一原発が爆発した直後に見られた
ものと、画像で見る限り、とてもよく似ている。
いやいや季節外れの花粉でしょ、で片付けられる状態ならばそれに越した
ことはないけど、現在、ふくいちの原子炉建屋は絶賛解放中です。
東京はわたしにとってカバン作家という道を開いてくれた場所であり、
友人知人、お世話になった方々、大好きな人たちがたくさんいて、
そういう人たちの顔を思い浮かべると、これまで言葉を濁すことしか
出来なかったけれど。
わたしは、もう東京へは行けません。
2011年12月に、展示会で東京に1週間ほど滞在した中で体感したことで
言えば、鼻血、口の中が鉄の味がすること、のどの違和感、口内炎、
特に雨が降った後がひどく、地下鉄やホテルなど密閉空間が苦しくて
本当にダメでした。おそらく私は放射能カナリヤ体質なのでしょう。
ごめんなさい。
でもこれが、わたしの実感です。
間もなく丸4年が経ちます。
色んな意味で、リミットが近づいています。
2020年に東京に夢のオリンピックが来ようと、
ポップスターが東京を鼓舞し誉め称える歌を熱唱しようと、
イエローケーキが舞う場所で生きていくことはできません。
わたしにはどうしても無理なのです。
東京での展示会を待って下さっていた方、本当にごめんなさい。