ここは、カシグラハン地区のソルト事業地であるデイケアセンターの一角。
補習授業などを行っているそうで、子どもたちがたくさん集まっていました。
写真の女の子はソルトの奨学生でベルリーちゃん。笑顔がとってもキュートで、
将来の夢はキャビンアテンダントだそう。がんばれ、がんばれ!
フィリピンの教育制度は、小学校6年、ハイスクール(日本にあたる中/高)4年、
大学4年の、6+4+4年制だったそうですが、2012年からハイスクールが6年になり
義務教育が12年間に延長。小中等教育の公立校は無料で授業が受けられます。
こう見ると、悪くない教育制度のようにも思えますが...
授業料は無料でも、制服、教材、日々の宿題などにかかるお金は別。
そのため、慢性的な貧困にある家庭環境においてドロップアウトせざるをえない
子どもたちの存在が多くあります。
エルザさんとネスさん。ソルトの「子どもエンパワメント」のスタッフで、
みんなのお母さん的存在のおふたり。
ちなみに、水色のTシャツのエルザさんは旦那さんを亡くされているそうですが、
いまはボーイフレンドがいるの、うふふ。と笑っていました。
ステキな方だからきっとモテモテなんでしょうね〜。(笑
【子どもエンパワメント事業について↓】
これは2年前、東日本大震災への哀悼を込めたキャンドルナイトのバナー。
当時、このバナーを持ちカシグラハンの町中を歩き募金を集めて下さったそう。
募金額は日本円で3000円ほどだったそうですが、「苦しいときはお互いさま」と、
日々の食事にも事欠く困難な状況下において、大切なお気持ちを下さいました。
その後も、毎月11日の月命日には祈りを捧げて下さっているそうで、やはりそれは、
これまでのソルトさんの活動に対する、深い信頼と共感の念からだと思いました。
遠く離れた地から被災地への御心、本当にありがとうございます。
つづきは、(その3)へ。