かたち

a0072072_23414855.jpg

今週末に次の個展用のシルクスクリーンを刷る予定。
明日までにシルクの版下をメッシュさんに持ち込んで
フィルムと版を作ってもらわなきゃいけないのに、
一向にアイデアが浮かばず...
気の効いた模様やパターンを作ろうとすればするほど、
つまんないものになるし、どこかで前の真似をしてしまいそうになる。

うーん、、、どうしたもんかと昔好きで集めていた洋書のデザイン本を
めくっていると、なんてこたない「かたち」が目に飛び込んできた。

長方形に雪だるま、階段、三角、リボンにひし形、まる、くりに半円、などなど
見よう見まねでクラフト紙に極太マッキーでランダムにベタ書きしてみると、
不思議といろんな模様がみえてきた。

どれも、わたしのオリジナルではない「かたち」だけど、
そもそも、かたちにオリジナルなんてあるんだろうか?

そして、この黒くベタ塗りした「かたち」たちをみていると、
いろんなイメージが湧いてくる。
たぶんその感受性が、人それぞれであってオリジナリティなんじゃなかろうか...


今回はイラストレーターで描き起こさず、このままこれをスキャンして版を作ろう。
うまくいけばマジックの質感も表現できるかもしれない。


それにしてもやっぱり不思議。
自分のオリジナルという概念にこだわってしまうと途端に行き詰るのに、
こうやって自分を誰かに委ねると、そこから新しいものがみえてくる。
そして、いつの間にか「それ」は自分だと思ってしまう。


わたしとは、わたしであって、誰かなのだ。
[PR]
by cotomono | 2010-11-02 00:31 | Comments(0)
<< 実存は本質に先行する カーテンとナポリタンと、ふたた... >>