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生きもの

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10月はじめの水曜日。朝から天気も良く洗濯日和だったので、
Tシャツと長袖を入れ替えたり、毛足の長いカーペットを干したりして、
ざっくり衣替え。秋といっても九州大陸はまだ日中は暑いのでね...

午後からは、久しぶりにメッシュさんところでシルクスクリーンを。
ラフスケッチをみせながら、いつもの如くああして下さいこうして下さいと
お願いしながら平川さんに手際良くシルクを刷ってもらっていると、
平川さんの古いご友人だというデザイナーのおじさまがご登場〜
おもしろいことやってるね〜と、子どもみたいな顔して生地をのぞき込み、
いつか海外で個展やったらいいよー、と突然おっしゃるので、
え?、、、なんで見破られてます?!、、、と内心びっくり。。。

実はカクカクシカジカちょっと思ってますと言うと、今度は平川さんが
そうえいば午前中、15年間イギリスに住んでて帰国したばかりの人から
シルクやりたいんですけどって電話があったから、今度紹介しましょうねー、と
またまたびっくり情報。

そうしたいと強く思ってると自然とそれを呼び込むもんなのか...不思議だな。
まだ何も具体的にはみえてないけど、口にしたり書いたりしてるうちに
勝手にイメージが膨らんでいって、現実世界を作り変えていってる感すらある。

それも「個展がしたい」というよりは、まず、ここを離れどこか知らないところに
身を置いてみたいという願望がわたしのどこかにずっと眠ってて、それがここにきて
急に目を覚ました感じとでもいうのか、、、で、それを叶える手段として、
わたしには「ものづくり」が与えられているような気がしている。


そういえば、昨夜『爆門学問』に口承文芸学者であるオザケンのお父さんが出てて、

「人間も木(植物)同様に、なりたい姿がちゃんとあって、
どんなに回り道をしても、いつかそうなるようにできている。」

という様なことを言っていた。
というか、わたしはそう解釈したんだけど。



思うに、直感的に思うことやイメージができるといった感受性は、
草木が光や水を求めて、葉っぱを広げ根を張るのと同じことで
人間という「生きもの」が元々もっている、生きようとする力ではないかな?と。


だから、それをあんまりややこしく、こねくり回さないで、
そのまんま、信じたらいいんじゃなかろうか。

もちろん、さまざまな状況があって一色単にいえることではないけど。
ほっといても、そうなるもんはなるだろうし。


感受性を信じて。

我ら、所詮、生きものですから。
by cotomono | 2010-10-06 22:40
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