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PUBLIC ENEMY

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*こちらの画像は「イルコモンズのふた」より拝借


今日もせっせとアイロンがけしてると、某ローカル局のラジオから
宮下公園の名が聞こえてきたので、なになに?と耳をすますと、

「宮下公園を管理所有する渋谷区とネーミングライツ契約を結んだナイキジャパンが、
公園内の改修工事に踏み切ったところ、それに反対する群集との間で押し問答となり
周辺は一時騒然となったそうで(云々)、、、いやぁ、困った人たちがいるもんですね」

だってさ。。。ほんと、ばっかじゃなーい。

困った人たちって、
あんた、その公園の何をみてきてそんなこといいよるん。

むかむかして家に帰ると、
こちらからとても清々しい唄がながれてきたので、コピペさせていただきます。
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VIBRASTONE / PUBLIC ENEMY
歌詞(抜粋)


  パブリックエネミーおまえのことだよ
  ハイテク使って財テクしまくって
  合法的とはよく云う完璧

  大衆の敵は大衆の味方
  ルールをよく守れだって?
  ルールはいつだって かってに変えていいってルールだもん
  そんなのインチキじゃん!?

  20パーセントの人間の幸福が
  残りの8割の人の命と
  ひきかえられてるって知ってショック
  もう見て見ぬふりはやめたいんだ

  けど自分のことで精一杯
  悪いことなんかしてないしさぁ
  会社の方針にしたがってるだけです 休みも返上
  ほしいヒトがいるから売ってるだけです
  その結果会社はもうかってるけど
  社員はただ疲れてるだけですよ
  考えたりするヒマなんてまったくないんです
  私を攻撃するのは
  おかど違い勘違い大まちがい
  私も8割のなかのひとりです
  金なら出します
  会社がいくらでも払うよ

  パブリックエネミー 税金使って
  ハイテク使って財テクしまくって
  合法的とはよく云う完璧

  大衆の敵は大衆の味方
  ルールをよく守れだって?
  ルールはいつだって そっちが変えていいってルールだもん
  そんなのインチキに決まってるじゃん!?
# by cotomono | 2010-09-16 19:41

アリエッティ

アリエッティ_a0072072_18494090.jpg

水曜日。オーダーものを仕上げるべく、
朝いちで「いづみ」さんでレザーを仕入れて作業へ。
順調にできたら、『借り暮らしのアリエッティ』をみにいこうと思ってて、
アリエッティ、アリエッティと手を動かし、いつもどおりにフィニッシュ。

が、仕上がったカバンをみて、うーむ、、と立ち止まる。
レザーの仕様的に、この方法でやるならばこれが限界。

でも、これではやっぱり美しくない。
それが自分でわかっているのに、「仕方ありません」と、
お客様に妥協を求めるようなこと、していいわけがない。

アリエッティも気になるけど、このまま観に行ってもきっとダメだな、、、
だって、久しぶりに劇場でジブリを観たいと思ったのは、
宮崎駿という巨匠の後継者というプレッシャーを全身に受け、
それでも自分の作品を作り上げようと闘い抜いた若き監督の制作ドラマをみたから。

つくり、迷っては、立ち止まり、また、つくる。
それを、何度も繰り返し、繰り返し、繰り返す。

誰も助けてはくれないし、
助けてもらいようもない。
自問自答の日々。

そうやって、良い「作品」は生まれるのだな。



それから、もういちど「いづみ」さんで別の方法を探す。
皆が皆、良いとは言ってくれなくてもベストは尽くさないと、
わたしはずっと、ここで立ち止まったままだ。

そして、新しい方法で再チャレンジ。
はじめてなので、100点とはいいがたいけれど、
ご要望に応えることができるまでのレベルにはなんとか届いた。

アリエッティは、またこんどゆっくり観に行こう。




朝晩はだいぶ涼しくなってきたので、
久しぶりに土鍋でご飯を炊く。おこげがうまい。

蝉にかわって、外では鈴虫が “りりり”と鳴いている。
もう秋ですね。




宮下公園に、ついに動きがあったようだ。
2008年の6月からずっと、その居場所を守りつくってきた、ふつうの人々。
わたしは、ネット上でしかその日々を知らないけれど、ずっと気になっている。

そして、そこを失ってしまうかもしれない人たちの、これから、は。



何かをしてくれると言うのなら、
何もしないでおいてくれる場所を
ただ、残しておいてください。
# by cotomono | 2010-09-15 19:53

原子力政策大綱にご意見を

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内閣府原子力政策担当室原子力委員会が
「原子力政策大綱」についての意見を募集しているそうです。
https://form.cao.go.jp/aec/opinion-0011.html

政府がどれだけ市民の声を聞いてくれるのか、、、、
小沢か管かなんて、もうほんとにどうでもいいし
政局のための政治にはほとほとうんざりだけど、
それでも、自分の声を届けないよりはマシなのかな、とも。

原子力(発電)が必要だと思う人も、そんなもんはいらんと思う人も、
思うところを書いて、ポチって送ってみてはいかがでしょ。
# by cotomono | 2010-09-13 23:11

02:yoco-usu [手提げ]h335×w490×d80

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photo:misa shigematsu [STM]

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東京の個展で発表したカバンのいくつかを
お買い求めいただいた方や、興味をもって頂いた方たちの
小さなストーリーを添えてご紹介します。
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こちらは、ビジネスっぽいフォーマルな感じで作ったカバン。
メイン生地は1920年代フランスのデッドストック(未使用)もの。
もともと、ソファーや椅子の座面の生地として織られたものらしく、
表面がざらっとした質感があってすごく雰囲気があります。

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サイドのマチは、上部に向かってより薄くなるように縫い合わせ、
底には斜めの切り込みを入れ、丸みを出しました。

シルクでボトムラインに茶色でベースをつくり、
その上に淡い黄色でもうひとライン。
この色の配分については、刷ってみたもののずっと自信がなく、
この色の配分が引立つように、最終的にこのカタチに変えました。

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サイドにはレザーとキボジネジを使って、空き止まりを。
これを付けたことで、表情がぐっと引き締まりました。

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内布には質感のあるブルーグリーンを合わせ、
本体と一体化させたポケットを付けています。


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このカバンをお求めくださったTさんは、とても熱心にものをみて下さる方です。
どうしてこのカバンが必要なのか、丁寧にお話くださいました。

オーダーものと違い、個展用の作品をつくっている時は、
お使い頂く方の顔がみえるわけではないので、自信が持てなかったりもします。
世に出し、受け取ってくださる方がいてはじめて、完成するようなものです。

Tさん、ふたたびのお買い上げとオーダー、
いつもありがとうございます。
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# by cotomono | 2010-09-12 20:59 | Cotomono Works

はじまりの日々

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今日は個展のご報告とお礼、
それから生地の仕入れにひざびさ『krank/marcello』へ。

いや今回も、krankさんの力がなければほんと無理でした。
シルクスクリーンにチャレンジしてみたりと生地をデザインすることをやってみるも
やっぱり、わたしはデザインからではなく素材自身からイメージをもらってるんだと、
つくづく実感させられました。


個展中、お客様に古い時代の生地と今のものってそんなに違うですか?と尋ねられ、
生地の成り立ちや質感の他に、どう答えて良いものか返事に困ったのですが、
それを知らなければ、たぶんそれでよかったんでしょうけど、
それを知ってしまったが故、どうしてもそこに戻ってしまいたくなるのです。

思うに、古い時代は現在のように技術革新が進んでおらず、
生地を織るにしても、その分、人の手が介しているのだと思うのです。
また、古い袋ひとつとってみても、大事に長く使おうとした気持ちが現れています。
だからといって、新しいものが粗雑であるという訳ではありません。

ただ、フランスの片田舎に100年近くも眠っていた生地たちには、
いい知れぬストーリーが確かにあって。
冒険者のような眼差しで、それらをみつけてくるkrankさんたちにも、
また、ストーリーがあるのです。

そして、彼らとの出会いがなければ、
わたしはわたしのものづくりを、はじめることはできなかったかもしれません。
それはkrankさんだけでなく、わたしのものづくりをサポートして下さる
全ての方にいえることです。

出会いとは、ほんとうに「奇跡」のようなことなのです。



全国的にも知る人と知る、知名度のあるkrankさんですが、
福岡だけに留まらず、毎年東京で展示会をされてあります。
前にも書きましたが、東京にしかない絶対的な「何か」があるからでしょう。

そして、それは東京に限ったことでなく世界中に、
また、日々のなかにもきっとあることなのです。

知らない誰かに自分を映してみることで、
自分のことがみえてきたりもします。

自分のことなんて、
案外、自分でも知らないんですから。







さて、1週間ほど手を休めていたけれど、今日から制作を再開。
東京でいただいたオーダー分はすべて来月中にはやり遂げよう。


忙しい日々は当分続く。
でも、これはまた誰かに出会う、
はじまりの日々でもあるのだから。
# by cotomono | 2010-09-11 22:09