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展示会のお知らせ

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3月の展示会のお知らせです。

今回は実に5年ぶりとなる、東京は神楽坂での開催です。
この場所はカバン作家としてのはじまりの場所であり、
初心に還るかのように、またカバンたちと一緒にこの場に立てることへの
うれしさと深い感謝の気持ちでいっぱいです。
展示会は4日間だけとなりますが、期間中は終日在廊いたしますので、
春の神楽坂散策がてら、どうぞ遊びにいらして下さい。
また3/4はステキな音楽人たちによるライブもあります。
この場所で、たくさんの皆様にお目にかかれることを
心から楽しみにしております。


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キモチをカタチに...
Cotomono EXHIBITION
at フラスコ神楽坂


春を待つ柔らかな色合いの手染めのカバンや
シルクスクリーンプリントを使ったオリジナルテキスタイルのカバンなど、
いろいろなキモチをいろいろなカタチにしました。
グラフィックデザイナー 松尾浩一さんとのコラボユニット「ことまつ」による
数字のオリジナルタイポグラフィを使ったカバンも原画とともに登場します。
ベルリン在住の「物語をつくる人」こと只松靖浩さんと、往復書簡のような
言葉のキャッチボールをしながら綴った「星と素数」をテーマにした
ちょっと不思議な物語を添えて。

【日時】
2017年3月2日(木)〜5日(日)
2日(木):13時〜19時
3日(金):11時〜19時
4日(土):11時〜18時
5日(日):11時〜16時


*4日(土)はライブのセットアップのため、
展示は17:30で一旦CLOSEとさせて頂きます。

【場所】
フラスコ神楽坂
〒162-0825 東京都新宿区神楽坂6-16 
TEL:03(3260)9055

【アクセス】
東西線神楽坂駅 1番出口より徒歩3分
都営大江戸線牛込神楽坂駅 A3出口より徒歩5分
JR有楽町線飯田橋駅より徒歩10分
神楽坂通り100円ストアを曲がってすぐです。



3/4(土):Cotomono EXHIBITION Special Live
キモチをオンガクに...
オオタユキ & zerokichi Live

open 18:00 start 18:30/ ワンドリンク付き2,500円(要予約)

オオタユキ(うたとギター)
仙台生まれ。景色に心を透かして紡いだ唄を、シンプルに歌います。
希をこめて。

zerokichi(ウクレレ)
福岡を拠点としウクレレ片手に旅をする。
ウクレレのソロ演奏の他、ギタリストとのデュオCYLVACでも活動。

【すべてのご予約・お問い合わせは】
cotomonomonoco(*アットマーク)gmail.com
[*を@に変換してください]

【Cotomono info】
Cotomono(カバン作家)
福岡市在住。2003年よりオーダーメイドでのカバンづくりを始め、
これまでに海外を含む各地で展示会を開催。
物語のようなものづくりをテーマに手を動かす日々。

cotomono.exblog.jp
instagram.com/cotomonomotoco/


















































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by cotomono | 2017-01-26 21:02 | Exhibition | Comments(0)

TORUS

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ヒ フ ミ ヨ イ
マ ワ リ テ メ ク ル
ム ナ ヤ コ ト
ア ウ ノ ス ベ シ レ
カ タ チ サ キ
ソ ラ ニ モ ロ ケ セ
ユ ヱ ヌ オ ヲ
ハ エ ツ ヰ ネ ホ ン
カ タ カ ム ナ


























































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by cotomono | 2017-01-25 23:40 | 覚え書き | Comments(0)

Take your broken heart. Make it into art.

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ゴールデングローブ賞におけるメリル・ストリープさんのスピーチがあまりにも
素晴らしく、その勇気ある姿勢に敬意を込めて(自分の英語の勉強を兼ねて..
覚え書き的にコピペさせて頂きます。


それにしても、魂に深く響きわたるこのメッセージ。
Take your broken heart. Make it into art.

yes, I always think so, too! 


:

Read her speech in full
【ストリープさんの受賞全スピーチはこちら】

“You’ll have to forgive me, I’ve lost my voice in screaming in lamentation this weekend, and I have lost my mind sometime earlier this year, so I have to read.
“Thank you, Hollywood Foreign Press. Just to pick up on what Hugh Laurie said, you and all of us in this room really, belong to the most vilified segments in American society right now. Think about it, Hollywood, foreigners, and the press.

「今私は声が出なくなっています。お許しください。今週、悲しみで悲鳴を上げて声が枯れてしまいました。少し前には、気が動転したこともありました。だから、みなさんへのメッセージを読み上げます。
(ゴールデングローブ賞の受賞者を選定している)ハリウッド外国人映画記者協会の方々に感謝します。ヒュー・ローリーも言っていましたが、この部屋の私たち全員が、今アメリカ社会で最もけなされている部類に属している人間であることがわかります。ハリウッド、外国人、そして報道陣、です。


“But who are we, and what is Hollywood anyway? it’s just a bunch of people from other places. I was born and raised and educated in the public schools of New Jersey. Viola [Davis] was born in a sharecropper’s cabin in South Carolina, came up in Central Falls, Rhode Island. Sarah Paulson was born in Florida, raised by a single mom in Brooklyn.

私たちは誰なのでしょう?ハリウッドとは何なのでしょう?ハリウッドは、あらゆるところからやって来た人が、寄せ集まって出来ている場です。私はニュージャージーの公立学校で生まれ育ち、教育されました。
ヴィオラ・デイビスはサウスカロライナ州の農地の小屋で生まれ、ロードアイランドのセントラルフォールズで育ちました。サラ・ポールソンはフロリダ州で生まれ、ブルックリンでシングルマザーに育てられました。


Sarah Jessica Parker was one of seven or eight kids from Ohio. Amy Adams was born in Vicenza, Veneto, Italy, and Natalie Portman was born in Jerusalem. Where are their birth certificates?
“And the beautiful Ruth Negga was born in Addis Ababa, Ethiopia, raised in London — no Ireland, I do believe, and she’s here nominated for playing a small-town girl from Virginia. Ryan Gosling like all the nicest people, is Canadian.

サラ・ジェシカ・パーカーは、オハイオ州の7、8人のきょうだいの一人でした。エイミー・アダムスはイタリアのヴェネト州ヴィチェンツァで生まれ、ナタリーポートマンはエルサレムで生まれました。この人たちの出生証明書は、一体どこにあるのでしょうか?
そして美しいルース・ネッガは、エチオピアのアディス・アベバで生まれ、ロンドンで育ちました。いえ、ロンドンではなく、アイルランドだったはずです。ルースはバージニア州の小さな町の女性の演技を評価され、ノミネートされました。ライアン・ゴスリングはカナダ人です。


And Dev Patel was born in Kenya, raised in London, is here playing an Indian raised in Tasmania. So Hollywood is crawling with outsiders and foreigners, and if we kick them all out we’ll have nothing to watch except football and mixed martial arts, which are not the arts.

そしてデーヴ・パテールは、ケニアで生まれロンドンで育ちました。デーヴは、タスマニア育ちのインド人の役を演じました。ハリウッドはよそ者や外国人だらけです。私たちが彼らを全員排除したら、アメフトやマーシャル・アーツしか観るものがなくなってしまいます。それらは芸術ではありません。


“They gave me three seconds to say this. So an actor’s only job is to enter the lives of people who are different from us, and let you feel what that feels like. And there were many, many powerful performances this year that did exactly that. Breathtaking, compassionate work.

あまり時間をもらっていないので、続けます。俳優の仕事は、自分とは異なる人の人生を演じることです。そして、その人たちの人生がどういうものなのか、観客に感じさせることです。今年私は、まさにそのことを成し遂げた、数多くの力強い演技を目にしました。息を呑むほど、思いやりのある仕事です。


But there was one performance this year that stunned me. It sank its hooks in my heart. Not because it was good. There was nothing good about it. But it was effective and it did its job. It made its intended audience laugh and show their teeth.

でも、今年、私を驚かせた演技がひとつありました。私はそれを目にして、衝撃を受けました。感激したからではありません。そのパフォーマンスには良いところはありませんでした。しかし効果的であり、果たすべき役割を果たしました。それは、それを期待していた聴衆を笑わせました。


It was that moment when the person asking to sit in the most respected seat in our country imitated a disabled reporter, someone he outranked in privilege, power, and the capacity to fight back. It kind of broke my heart when I saw it, and I still can’t get it out of my head. Because it wasn’t in a movie. It was real life.

私たちの国で、最も尊敬されている場所に立とうとしている人が、特権、権力、そして反撃する能力において、自分のほうがはるかに上回っているにも関わらず、体の不自由な記者の真似をしたのです。
私はそれを見たとき、 胸が張り裂けそうでした。私はまだ、自分の頭の中からそのときの記憶を消し去ることができません。なぜならそれは、映画の中の出来事ではなく、現実の出来事だったからです。


“And this instinct to humiliate when it’s modeled by someone in the public platform, by someone powerful, it filters down into everybody’s life because it kind of gives permission for other people to do the same thing.
“Disrespect invites disrespect. Violence incites violence. And when the powerful use their position to bully others, we all lose.

誰かに屈辱的なことをする。公の場で権力を持っている人がそのような行為をした時、他のすべての人生に影響してきます。他の人たちも同じような行動をとっても良いと、許可を与えることになるからです。
無礼は無礼を招く。暴力は暴力を呼び起こす。権力者が、その地位を利用していじめをすると、私たち全員が負けることになります。


“OK, this brings me to the press. We need a principled press to hold power to account, to call them on the carpet for every outrage. That’s why our founders enshrined the press and its freedoms in our Constitution. So I only ask the famously well-heeled Hollywood Foreign Press, and all of us in our community, to join me in supporting the Committee to protect journalists, because we’re going to need them going forward, and they’ll need us to safeguard the truth.

ここで、報道陣の話をさせてください。 私たちには、怒りで声をあげなくてはならない事態が起きた時に、信念のある報道陣がしっかりと声をあげてくれることが必要なのです。
だからこそ、私たちの国、アメリカを建国した人たちは、憲法の中で、報道とその自由を守ることを決めたのです。だから私は、裕福なことで有名なハリウッド外国人映画記者協会と、ジャーナリスト保護委員会への支援を呼びかけたいのです。真実を守りながら前に進んでいくために彼らの力が必要だからです。


“One more thing: Once when I was standing around on the set one day, whining about something, you know, we were going to work through supper or the long hours or whatever. Tommy Lee Jones said to me, “Isn’t it such a privilege, Meryl, just to be an actor?” Yeah, it is, and we have to remind each other of the privilege and the responsibility of the act of empathy. We should all be very proud of the work Hollywood honors here tonight.

最後にもう一つ言わせてください。ある日、私が撮影のセットにいた時、愚痴を言っていました。撮影が長時間に渡って、夕食の時間まで続いたりしていた時です。一緒にいたトミー・リー・ジョーンズは、「メリル、俳優をやれているのはそれだけで名誉なことだよね」と言いました。
その通りです。私たちは、自分に与えられた名誉や特権、責任、他者に共感する気持ちを忘れてはいけないのです。私たちは、ハリウッドが今夜この場で褒め称えている仕事のすべてを、誇りに思うべきです。


“As my friend, the dear departed Princess Leia said to me once, ‘Take your broken heart. Make it into art.’ Thank you.”

私の友人だったレイア姫ことキャリー・フィッシャーが、生前こういうことを言っていました。「あなたの傷ついた心を、どうか芸術に昇華して」。みなさん、どうもありがとう。




























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by cotomono | 2017-01-09 22:56 | Comments(0)

新しい水路

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あけまして、おめでとうございます。

さて、年が明けて昨年のことを書くのも何ですが、、、
昨年12月の展示会は少し大げさに言うと、人生の節目となるようなものでした。

一昨年の7月、3ヶ月のドイツ滞在から日本に戻り、それから長い移行期間を過ごし
て来ましたが、今回の展示会をもって、ようやく新しいフェーズに移行できたことを
実感しています。お力添え頂いたすべての方々に、感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。

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昨年始めに、”今年は新しい水路をつくるような気持ちで日々を過ごそう”と
内成る誓いを立て、この日記にも、今回の展示会に至るまでのあれこれを時折
散文的に書いてきましたが、実際にカタチとして行動に移し始めた7月からの
半年間よりも、まだカタチにならないメタフィジカルな状態の半年間こそが、
新しい水路の全体像を自由に描き出してくれたと思っています。

そしてここに至るにあたり、キーとなるあるお話会の存在があるのですが、
それについて断片的に何かを書き説明できるようなことではそもそもないので、
それは今後も、何かしらのカタチで浮かび上がらせていこうと思います。

今回の展示会で表現したものは、その浮かび上がってきたカタチのないものに、
名前を付け、カタチ作った、最初の想像(創造)物とでもいいましょうか、、、
ちょっとだけご紹介します。

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こちらはグラフィックデザイナー 松尾浩一さんとわたしのコラボユニット
「ことまつ」による数字のオリジナルタイポグラフィの原画。
これは一部なので全体像は見えませんが、黄金比(フィボナッチ数列)と素数を
図形化しています。もちろん、何故そうなのかの理由はありますが書きません。
そこは見る人の想像力に委ねます。

この原画は、白い和紙にシルクスクリーンの白い発砲インクで手刷りしています。
そうすることで、離れて見ると真っ白で何も見えないけど、近づいたり、光の陰影で
図形が浮かび上がって見えるようにしています。

これには「星の航海図」という名前を付けました。


 わたしたちはみんな、星の航海図を持ってこの世界にやってきます。
 そして、ときどき、それを手に出し広げて見てみるのですが、普段は真っ白で
 何が書いてあるのかさっぱりわからない。

 でも、あるとき、その航海図が浮かび上がってくる瞬間がやってきます。
 そのときこそ「星の航海図」がその人自身の「人生の航海図」となる
 瞬間であり、そこに描かれているであろう「知恵と勇気」の青写真を手に
 自ら、人生の舵を切るときなのです。



そんなイマジネーションを込めて。

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この「星の航海図」には物語があります。

この物語は、ベルリン在住の“物語るをつくる人”こと、只松靖弘さんとの
共同執筆で「星と素数」と名付けました。

日本とベルリンと距離があるなかでの共同作業は、往復書簡のような
言葉のキャッチボールをするような感じで進めていきました。

初めに只松さんから投げかけられた物語は、「私」で始まる「私」の物語になって
いたので、そうではないことを伝え、誰のものでもないけれど誰のものでもある、
ちょっと大きなことを言えば、神話のような物語を書きたいと、まず物語の
骨格をわたしが作り、只松さんとふたりで肉付けをしていったのですが、
この物語のなかに、只松さんが完全なるフィクションを描いてくれたことで、
矛盾するようですが、作り物であるはずの物語にぐっと真実味が出ています。
常々、物語の中にこそ真実があると思っているので、それを改めて実感しました。

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そして、原画と物語と同時進行で制作してきた、ターコイズブルーのこのカバン。

これには「星使いのカバン」と名前を付けました。
カバンの中には、もちろん「星の航海図」が(刷り入れてあります)入っています。

普段、はじめて作るものは定規を当てずなんとなく布を触りながら作るのですが、
このカバンに関しては分度器で角度をとり、きっちり数字をみながら完全に
シンメトリーになるように作っています。

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そして、最後に。
星の航海図、星と素数の物語、星使いのカバン、この世界観を
アニメーターの馬場通友さんと音楽家の西村周平さんに、彼らの映像と音楽の
コラボユニット「LOOP CONNECTS」の中で表現していただきました。

馬場さんと西村さんには、ライブの1ヶ月ほど前に好きにやって下さいと
原画と物語を渡して、ライブ当日までどんな世界が描かれているのか、
全く知らされていなかったのですが、、、

まるで最後のパズルピースがピタッとはまるかのような、決して描き切れない、
語り切れない余白を、映像と音楽でどこまでもやさしく満たしてくれるような瞬間で
ポロポロと、涙がこぼれ落ちるばかりでした。

西村さんが「星と素数」の物語を読み、それに捧げるように作ってくれたという曲。
それはドイツ語で「polarsterm」ポーラスタア(北極星)と名づけられていました。

薄暗い空間のなか、西村さんの口から「北極星」という言葉が発せられた瞬間、
ぞくっと、鳥肌が立ちました。

なぜ、この人には分かったんだろう、、、と。

実は、只松さんとの往復書簡の中で、わたしが最後の最後で書き足した
ある一節があります。その言葉がどこから降ってきたのか、自分でも最後まで
よく分からないまま、でも何か強い衝動が湧き上がり書いたものでした。

もちろん、西村さんにそのことを話したことはありません。
でも「polarsterm」を聴いているときに感じた、あのノスタルジアは
まるで遠い記憶を思い出すかのように奥深く届き、ずっと埋まらないままに
なっていたものをそこに浮かび上がらせ、静かに満たしてくれたのです。

しかし、それはとても瞬間的な出来事で、
しばらくすると、跡形もなくどこかへと消え去っていきました。

でも、たぶんそれでいいのです。


 
〜〜
 星の周波数を読み解くことは星との調和を意味し、
 冬の夜空に凛と輝くポーラスタアの如き素数を理解することでもある。
 そして、それはこの宇宙の成り立ち全てにおけるものとの調和を成し、
 いづれ自らを知ることへと繋がっていく。

 かつては誰もが星使いであった。そしてそれはしっかりと今に受け継がれている。
 人々が数字や図形に敬意を持って接したとき、遠い記憶を思い出すかのように
 少しだけ胸が温かくなるだろう。それは星の温もりであり、素数の温もりであり、
 開かれる時を待つ扉の大切な鍵である。

 只松靖浩 + Cotomono ー 「星と素数」の物語より







こうしてできた、新しい水路にいま、
少しづつ水が流れだしています。

今年はその水路をどんな風に広げていこうかと
また想像をふくらませています。

カバンともども、
今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。




























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by cotomono | 2017-01-02 18:46 | Comments(0)