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宇宙

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さて、ドイツから帰国してもうすぐ一ヶ月になりますが、
生活自体は完全に日本に戻ってしまっていますが、
やはり、わたしは少し変わったようです。

物質的なことでいえば、
帰国後、なぜだか映らなくなってしまったテレビを完全に捨て、
滞在中に更新料を払い忘れていたため自動的に閉鎖されてしまった
Cotomonoのホームページをそのまま閉鎖しました。

テレビについては捨てる理由を説明するまでもありませんが、
ホームページについては、そういう時期がきたというのが理由です。
だからといって、つくるのを止めるわけではないのですが...

そういう物質的なことは別にして、
いちばんの大きな変化は、わたしの中から「怒り」が消えていることです。
些細なイライラはありますが、以前のようなへたすると身を滅ぼすような、
湧き出るような怒りはすっかり消えてなくなってしまっているようです。

でも、それと当時にこれまでのような創作(表現)意欲もなくなっているので、
わたしの場合、なにか「そこ」とリンクするものがあったのだと思います。
ホームページを閉鎖しようと思ったのも、それがあります。


それで、いま客観的にその理由を観察しているのですが...

怒りの根源には何があるかというと「恐怖」があって、
またその恐怖の根源にあるのが「死」なんだと思います。

ドイツから帰国後、わたしはそれに対する感覚がはっきりと変化しています。
そして何を境に変化したかと言えば、旅の最後、やはり「ロンシャンの礼拝堂」で
経験したこと、宇宙を感じたことがすべての始まりなのです。

これまでも、自分の肉体(物質)とは別に確かに存在しているもの、、、
はっきり言えば「魂」については少なからず、感じてきたわけですが
その(わたしの)魂 が、ひとつの理解に到達した感じがとてもしています。

誤解しないで頂たいのですが、わたしはいわゆるスピリチャルに生きようなど
とは米粒ほども思っていませんし、誰かを精神世界に導きたいとも思っていません。
ただ、自分のチャンネルをこれ以上物質的なものに合わせるよりも、
目には見えないけど確かに感じるものに合わせるほうが、もうずっと楽なのです。



まぁ、といってもわたしはちょっとくるってるので(笑
これ以上は書きませんが、友達に薦められて読んでいる本のなかに
いま私がなんとなく感じていることがそのまま書いてあったので、
一部割愛で抜粋させていただきます。

わたしたちはみんな、「はてしない物語」なのです。

::

宇宙は、自分たちの創造物が、あらたな経験、あらたな環境、あらたな場所、
あらたなひと、あらたな考えにふれることで、進化し、成長していってほしいと
考えている。ところがそれをはばむのが、きみたち自身の執着心なんだ。

きみたちはあまりにもいろいろなものにしがみつきすぎている。
自分たちの場所、自分たちの愛するひと、自分たちの物、自分たちのすがた、
自分たちの考え、思い出.....すべてを手放したがらない。

きみたちが、そういったもろもろの執着から自由になって、別の状態へ、
別の幸福へと通り抜けるためのたったひとつの道は、
いま、その身にまとっている“服.......つまり肉体のことだね......”を
脱ぎ捨てることだ。肉体が滅び、死を迎えたときにようやく、きみたちは執着から
のがれて、あらたな状態に入ることができるんだ。

でも、その代わりにきみたちは、かつての人生でのことをなにひとつ、
どんなに愛着のあるものでも覚えてはいない。
ほんとうは、一人ひとりの心の奥の奥に、記憶はひっそりと眠っているんだけど...

わたしたちが死ぬのは、そのためなの?

そう、残念ながら、いまのきみたちがあらたな状態にうつるためには
“死”を利用するほかに道はないんだ。でも、もしもきみたちが、もっと進化した
段階のひとたちのようにもう少し執着からはなれることができれば、“死”という、
痛ましくて苦しいプロセスはいらなくなる。

進んだ魂たちは、もはや死を通過しなくとも、自分の意思だけでかんたんに、
宇宙が用意してくれた新しい状態へと飛び込んでいけるんだよ。
しかも前の人生でのことを忘れたりしないでね。

(エンリケ・バリオス著「アミ3度目の約束」より


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by cotomono | 2015-07-21 00:30 | Comments(0)

Germany stay photograph diary at Stuttgart:30

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さて、ドイツ滞在最後の10日間は日本から友達夫婦が遊びに来てくれたので
Stuttgartの森を散策したり、友達が「ITO」で植物の展示会をしてくれたりと
本当に充実した時間を共に過ごすことができました。

そして最後の3日間は一緒にスイス(ルツェルン)〜フランスの田舎を旅行。
気ままなひとり旅も楽しいですが、仲間と一緒だと何かと心強く行動範囲も
ぐっと広がりました。

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フランスは、20年来の憧れの地「ロンシャン礼拝堂」へ。

ここは本当に田舎にあって、スイスーフランス国境の街バーゼルから電車を何本も
乗り継いだ後、山道を1時間ほど歩いてやっと辿り着くというなかなかハードな
道のりでしたが、憧れの地へ向かう喜びと神秘的な森の出迎えに導かれるように
その場に立つことができました。

そして、初めてその姿を目の当たりにしたときは、BAUHAUSのときと同じく、
胸がいっぱいになって、ただ涙が溢れてきました。

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Le Corbusier
La Chapelle De Ronchamp



ロンシャンという小さな村を見下ろす場所に位置する、ノートルダム・デュ・オー
小高い丘にそびえる国際的な現代建築は何世紀にも渡って巡礼の目的地であり、
聖処女マリアの信奉者たちが訪れる場所でもあります。
この地にある礼拝堂は20世紀における最も有名な建築家、ル・コルビュジェ
1953年から1955年にかけ、現代的な宗教芸術の真の象徴とすべく改築を
手がけました。

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第二次世界大戦のさなかである1944年、この聖域は空爆を受けました。
その後、ロンシャン市民やブザンソン教区・宗教芸術委員会の依頼によって
改築を手がけたのがル・コルビュジェです。
この建物は、白いアーチに開けた穴が色とりどりのガラスで覆われ、
上にはコンクリートのベールがのせてあります。

あるとき、ル・コルビュジェは語りました。

  穏やかに、平和に、祈りを捧げることができ、
  心を喜ばせる場所を作ることが目的であった。



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上の説明文にあるように、ここは紛れもなく宗教的なシンボルです。

しかし、わたしはこの場所に立ってみて、
なぜ、自分が20年間もここに惹かれ続けてきたのかがはっきりと理解できました。

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ここは礼拝堂の姿をした宇宙船であり、宇宙からのメッセージを受信する場所です。

何をスピリチュアルな、と笑ってもらって構いませんが、
もはやそうとしか理解できない次元で存在しており、
そう理解することですべてに合点がいくのです。

コルビュジェは宇宙からのメッセージを受信し、イメージをかたちにしました。
彼はすべてを理解していたのです。

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GEDOKでの展示会後、まるで抜け殻のようにまったくの空っぽの状態だったけど、
それはここに来て宇宙のエネルギーをキャッチするために必要な空白だったのです。

コルビジェは私にとっていちばん良いタイミングでここに連れて来てくれました。
20年前ではとても受け止めきれなかったけど、その準備が整ったいま、
私は彼のメッセージを受け取り、そして宇宙を感じることができました。

そしてこの3ヶ月間の、いや20年間の旅の到着点がここであったことに
人生の不思議を思い、ただ感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとう。


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この写真は、帰国の前日ピーターとベアと一緒に最後の散歩をしたときの一枚。
ベアがからっているカバンは、わたしたちが初めて出会った2年前に私が彼女に
プレゼントした手染めのカバンです。


彼らと出会ったとき、不思議となつかしい気持ちがしました。
いま思えば、目には見えないけれどいつもそばで見守ってくれている存在が
わたしに教えてくれた宇宙からのサインだったように思えます。

そしてドイツに行く前も滞在中も、あらゆる面で惜しみないサポートをくれた彼ら。
それに対し申し訳なさを口にするわたしに彼らはいつも言ってくれました。

   気にするな、きみはもう僕らの宇宙の一部だ。 
   きみをサポートすることは僕らの喜びです。



彼らはわたしをここへ導くための天使だったのかもしれません。



すべてのことはつながっている。
この宇宙のように。

これまでも、これからも。




















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by cotomono | 2015-07-04 13:04 | Germany | Comments(0)