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Germany stay photograph diary at Stuttgart:29

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ひとり旅最後の一日はデッサウへ。デッサウはベルリンから2時間弱の静かな街
ですが、通りの名前をみただけでここがどういう場所であるか一目瞭然です。

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BAUHAUS
20代前半、インテリアデザインを独学で学んでいたわたしにとって、
BAUHAUSは先生でした。

コルビジェ、ミース、グロピウス、(BAUHAUSではないけど)イームズ...etc
そしてコルビジェに師事したわたしの心の師匠である柳宗理。

彼らとの出会いがなければものづくりをしようとは思わなかった。

独学していた時間は何者でもなく孤独な日々だったけど、
あの頃の美しいものへの純粋な憧れが現在のわたしをかたちづくった。

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そして誰も教えてはくれなかったけれど、彼らの仕事から
美しさのなかに本当のことがあることを直観的に理解した。

わたしは彼らをより深く理解したいと思ったし、そのためには
自ら何かを「つくる」必要がどうしてもあった。

カバンが作りたかったわけではない。
つくらなければ死んでしまうほどに、生きることに切実だったのだ。

わたしはそうやってやってきたし、
いまだって、そうなのだ。

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BAUHAUSはナチスの時代に閉鎖に追い込まれます。

いつだって時の権力者は自由で美しいものを恐れています。
美しさのなかに本当のことがあるからです。

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ちなみにわたしがカバンの展示会をさせていただいたGEDOK HAUS
BAUHAUS建築です。

そう思うとまるで夢のようですが、
20年かかって、ようやくわたしは先生たちに会いにくることができました。

いまのわたしは空っぽだけど、ここであの頃の自分に再会できた気がします。

ありがとう。
BAUHAUS



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by cotomono | 2015-06-13 19:08 | Germany | Comments(0)

Germany stay photograph diary at Stuttgart:28

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ベルリン滞在2日目は早朝からベルリンの壁へ。
言わずもがな、東西冷戦時代の記憶を残す場所です。

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といってもいまはメモリアルパークとして整備してあり、
当時の壁もいまは鮮やかな緑に覆われ、ほんの少し残されているだけです。

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通りを挟んだ向かいにあるミュージアムの中に飾られた写真。
1961年8月13日、有刺鉄線ではじめての「壁」ができた瞬間を捉えた一枚。

ベルリンの壁が崩壊が1989年11月10日
1961年当時のこの赤ん坊は現在生きていたら54歳くらいなのかな...
母親たちはどんな思いでこの時代を生きてきたのだろう。

自分たちの暮らす街がある日突然高い壁で覆われるってどんなだろう。。。

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境界線って一体なんだろうな。

この壁みたいに、目に見えて固くて簡単には壊せない境界線もあれば
どんな人の心にも横たわる目に見えない透明で柔らかな境界線もある。


すべての境界線は未知なるものへの恐れからはじまる。
恐れこそが境界線をつくる。

でも自分の心に横たわる無数の境界線をとっぱらうのは容易ではない。
それは、言葉のうまく通じない外国で暮らしていると痛感すること。
でも、その一方で通じているはずの言葉が境界線になることもある。


あぁしかし、世界はこんなにもこんがらがってしまっていて
頭であれこれ考えていても仕方がない。

境界線をなくすには、境界線を超えて自分が動いていくしかないのだ。


NO WAR !
NO BORDER !



余談ですが、わたしベルリンの壁を散策してるとき詐欺にあいました(笑

Can you speak english?と突然トルコ人に声をかけられ何だと思ったら
どうやら視覚聴覚障害者のために寄付してくれとのことで、めんどくさいので
無視しようかと思いましたが。。。

わたしは基本、それがどうゆう手段であっても直接的に「金くれ!」と
言ってくる人間に対しては、限度を超えない限りは金なんてくれてやると
思ってるので10ユーロあげました。
そしたらそのトルコ人、この10ユーロは目の見えない人の分だろ?
耳の聞こえない人にも頂戴よっていうので、なんだか面白くなって、
もう10ユーロもあげました(笑

簡単にだまされちゃってやっぱ日本人はチョロいなーとあのトルコ人は
思ってるでしょうけど、金なんてチョロいぐらいで結構なんです。

詐欺まがいなことをしないと食ってけない人が目の前にいて、
わたしがたまたま金を持っていた。それだけのことです。


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by cotomono | 2015-06-12 22:56 | Germany | Comments(0)

Germany stay photograph diary at Stuttgart:27

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7日の夕方、フランクフルトでピーターたちと別れベルリンへ2泊3日のひとり旅。

まったくもって英語に自信がないので外国でのひとり旅はちょっと不安でしたが、
案外ひとりになってみるとどーんと肝が据わるわけで、あーやっぱりひとり旅最高☆
なんて思いつつベルリンまで5時間半の列車の旅を満喫しました。
もちろん、列車の切符やホテルの手配は事前にピーターがやってくれたおかげです!

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列車で移動中にあちこちで風車をたくさん見たけど、日本みたいに丘のうえに
ポツンとひとつではなくエネルギー基地としての風車群として確かに存在していて
ドイツのエネルギー政策の一端を垣間みた感じがしました。またそれが絵になる!

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ベルリンにはカバンを予約してくださったピーターの友人たちに納品を兼ねてでも
あったのですが、そのひとり写真家のFriederikeさんがご親切に駅まで迎えに
きてくれていました。彼女は撮影で世界中を飛び回っているそうで、
翌日の早朝にはフランスに出発しなくちゃならないのに、英語が不自由な私を案じて
車でホテルまで送り届けてくれました。。。
ちなみに彼女はアトブラのくろくろよんびんバッグを買って下さいました!
一目惚れだそうです☆うれしいなー。

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翌日からベルリンの街を散策。ベルリンはドイツの首都であり冷戦時代から
現在に至まで時代のうねりを直に受けとめつつ、常に変化をし続けている街、
そんな印象を受けました。街がモダンアートの実験場みたいな感じとでもいうか
アーティストがベルリンに惹かれるわけが分かる気がします。

ちなみにこの通りをぷらぷら歩いていたら"マドモワゼル”と突然声を掛けられ
フィルムカメラを構えたおじさんに写真を撮られちゃいましたー。

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新旧混在ながら、どこをどう切り取っても絵になる街、ベルリン。
しばらく住んでみたいなーと思わされました。



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by cotomono | 2015-06-12 20:45 | Germany | Comments(0)

Germany stay photograph diary at Stuttgart:26

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さて、6/2〜10までフランクフルトーベルリンーデッサウと旅に出ていました。

旅の前半は日本映画好きなピーターとベアと一緒にフランクフルトの日本映画祭へ。
彼らの豊富な日本文化への造詣は映画からきてるんだなーと思うほど、こっちが
色々と勉強になりました。ドイツでこれだけたくさんの日本映画を観るとは
想像してなかったけど、日本もまだまだ捨てたもんじゃないなーと再認識。
政治経済は死んでも文化は死なない、そう思えた4日間でした。
「Nippon Connection2015」

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フランクフルトはいわゆる観光地でこの写真の下の方には団体ツアーのお客さんが
うようよいて皆同じ方向をみて写真をパシャパシャしているわけですが、
そのほとんどが中国の方々でした。かつて日本人もこんな感じだったんだろうなー。

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ピーターがここのはうまい!と連れてってくれたフランクフルトソーセージのお店。
実はドイツに来てソーセージが美味しいと感じたことがなかったのですが、
ここのは本当に美味しかった!

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この写真の奥に写っているのがパウロ教会
ドイツの民主主義発祥の地だそうで、ドイツ人にとって重要な場所だそう。
フランクフルトに限らずですが、ドイツ人はほんとうにお話(議論)好き。
いまがサマータイムなこともありますが、ワイン片手に夜な夜な語り合ってます。

それから写真は撮ってませんが、フランクフルトは何といっても金融の街です。
ドイツは日本みたく高層ビルはほとんどないのですが、何本かニョキニョキ空に
突き出ているなーと思ったら、みーんな銀行のビルディングでした。

ちなみに「独裁を終わらせろ!」とECB総会に乗り込み紙吹雪で鮮やかに抗議した
女性で話題になっていたECB(ヨーロッパ中央銀行)もフランクフルトにあります。

そういえばフランクフルト滞在中にピータたちの友人のステキなゲイカップルに
ディナーをごちそうになったのですが、その時にご一緒した日本人男性も
金融マンでした。彼いわく、日本、アメリカ、シンガポール、ドイツと働いてきた
けれどあらゆる面においてドイツが一番労働条件がいいと言ってました。
ま、そうでしょうね。。
ちなみに国家資本主義のシンガポールは日本以上に過酷だそうです。。。

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フランクフルト滞在中はベアのお兄さんのお家にホームステイさせて頂いた
のですが、フランクフルトからアウトバーンで30分程度で素晴らしい森の中へ。
ドイツはどこに行っても緑が近くにあって、都会であっても息抜きができる環境
が整っています。

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最後にフランクフルト日本映画祭のことをひとつ。

映画祭の最終日に「0.5ミリ」を観たのですが、
主演の安藤サクラさんがゲストに招かれていました。

この映画の中で津川雅彦さん演じる元海軍上がりの"先生”が繰り返し繰り返し
戦争の愚かさについて語るシーンがあるのですが、それが映画の本筋とは外れ
唐突すぎるように感じたので、それについて上映後サクラさんに質問したところ
彼女の姉でもある監督の安藤桃子さんは、意図的にそのシーンを入れたそう。

といってもフィクションではなく、映画の取材でインタビューしたおじいさんが
語った言葉をそのまんま津川さんの台詞として使ったそうで、わたしたちは
戦争を経験した先人たちから直接話しを聞ける最後の世代であることへの
責任があるのだということを、この映画を通じて彼女は伝えようとしたのだと
サクラさんは話してくれました。

わたしはこのことを、サクラさんから直接聞くことができて本当に良かった。
同じ時代に生きる人間として。



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by cotomono | 2015-06-12 19:40 | Germany | Comments(0)