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想像してみる。

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明日から1週間着物屋さんをお休みするので、
今日はひたすらもくもくとアイロンがけ。

もくもくしながら、ふとこれからのことを想像してみた。

明日からはじまる東京のこと。
その東京次第では年内にもやるかもしれない福岡での個展のこと。
それから、その先のこと、、、


5年後、10年後、、、と思っているのは、
やっぱり叶わないだろうと、叶えられないだろうと思ってるから?



じゃぁ、思い切って、来年、
いや、2年後までに叶えると決めたらどうだろう?

そう、想像してみると、
何をすべきか具体的に広がっていくのがわかる。


といっても、まだまだ日々のことで精一杯で、
明日からのことすら不安でいっぱいだけど。


思うに、わたしはこれまで明らかにまわりからの追い風よって、
導かれ支えられていた。
先を想像しなくても、次から次に、目標が与えられてきた。
そして、それにできる限り答えようとがんばってきた。
でも、その一方で与えられることに甘んじてきたところもあった。


28のときからはじめたものづくりも、8年目になる。
10年続けられたら、もう10年続けていけるかもしれない。
でも、今年に入って続けていけるのか試されているかのように、
追い風がぱたりと止んだ。


これから先は、自分の想像力と行動力で続けていきなさい。
そう、言われている気がした。



だから、想像してみる。
明日からのこと、これからのこと。





::


おかげさまで、2回目となる東京での個展を無事に迎えることができそうです。
今回も、ここに至るまでにたくさんの方々に支えていただきました。


今回もすばらしい生地を仕入れてくださった、krank-marcelloさん
シルクスクリーンという新しい可能性を教えてくださった、メッシュ平川さん
近所のお助け屋として、いつも快くサポートくださる、いづみ恒商店さん
DMのデザインやらもろもろいつもさんきゅー!シロクマ氏
DMの撮影から物撮りまで素晴らしい仕事をありがとう、カメラのS


それから、
東京滞在中のサポートをくれるYちゃんに
暑い最中の出張カフェを引き受けてくださった茜やさんに

それから、それから、
快く大量のDMを引き受けてくれた愛する友たちに
お店にDMを置いてくださりお知らせくださったみなさんに
個展中の無理を聞いてくださった着物屋さんに
今日の今日まで励ましの声を届けてくれたみなさんに
いつも見守ってくれる家族に


そして、
ふたたび、大きなチャンスをくださった神楽坂の貞さんに


心から、感謝いたします。
ほんとうに、ほんとうに、ありがとうございます。




たくさんの方々と、お目にかかれますように。
カバンたちと一緒に、神楽坂にてお待ちしております。
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by cotomono | 2010-08-25 21:24 | Comments(0)

ずっと、ともだち。

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朝、出掛けようとテレビのスイッチを切ろうとした瞬間
ハンス・コパーの名が聞こえてきて、思わず手を止める。
それから、30分遅れますのメールをしてじっと見入ってしまう、、、


ハンスとルーシー・リーの運命的な出会いは、
彼らの生きた時代とアイデンティティが引寄せた
奇跡だったのだなぁ、、、とあらためて思った。


そして、無口なハンスが陶芸を志すものに、
繰り返し伝えていたという言葉。


 「なに」をつくるかではなく、
 「なぜ」つくるのか。

 それを問いつづけること。






ハンスの世界に入り込んだまま家を出て、熱風のなかカメラのS宅へ。
Sもおなじくハンスを見ていたらしく、しばらくふたりで語り合う。
それから5時間近くシャッターを切ってもらい、個展用の21点すべてを撮り終えた。


ひとつひとつ、そのストーリーを伝えるわたし。
それをSが、フィルター越しに切り取っていく。
緊張感とワクワクとが交差する楽しい瞬間の連続。
そして、また一緒になにかできそうな気がしてくるのだ。

5年半前、Sとの最初の出会いもそうだった。
その頃は、東京で個展なんて想像すらしていなかったけれど、
わたしのものづくりをはじめて誌面上に映し出してくれたのはSだった。



それからわたしたちは、
ずっと、ともだち。


いいときも、だめなときも、
調子こいてるときも、情けないときも、
うれしいときも、かなしいときも、
ずっと、ともだち。


やさしくて、つよくて、いっしょうけんめいで、
ずっと、ともだち。




いつも、ありがとうね。



だからこれからも、
ずっと、ともだち。
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by cotomono | 2010-08-22 23:44 | Comments(0)

できました。

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昨晩から半ぶん徹夜、今日の夕方までかかってすべての修正が完了。
明日はカメラのS宅で朝から物撮りしてもらうので、
なんとか今日中に収まってくれて、よかった、、、

取手のレザー部分の厚みが足りなくて、急遽十分な厚みのレザーに取り替えたり
不安定な構造部分を補強するのに、糸を解いて作り直したり、
最後の最後になかなかハードな作業が待っていようとは、、、
それを作ってる最中は思いもしなかったけど、
最後まで妥協せずにやり直すことができて、本当によかった。



昨夜、作業をしていると神楽坂からメールが届いた。
個展を楽しみに待ってくれていること、
それから、カバンがひとつ売れたとのうれしい知らせも。

今年の1月に納品したカバン5点のうち、2点はすぐに売れたけど、
残り3点は半年を過ぎてもなかなかでなかった。

動かないものを長らく置いて頂くのは申訳ない気持ちもあって、
値引きしてくださいとこちらからお願いしたことがあった。
でも、「それはしません」とオーナーの貞さんはおっしゃった。
ありがたかったけれど、心苦しさでいっぱいになった。


それから、ずっと考えてきた。
すぐに売れたものと、未だに売れないものの違いはなんだろう?、、、と。

作品のひとつひとつ、素材、デザイン、制作と
作っているときはその時点のベストを尽くしている。

でも、それをより多くの方に支持して頂けるような「商品」にするためには、
それだけでは、たぶんダメなのだ。

「作家のストーリーは、後付けでいい。」
こないだ、maruのRさんが言ってたことを思い出す。


個人的な作品を、より他者に届く商品にするためにはどうすべきか?
それをとことん考えた4ヶ月間だった。

そんな、一歩進んでは二歩下がりな試行錯誤のなかで気がついたのは
ただ、技術的な未熟さと、ねばりきれない精神的な弱さだった。





夕方、植木鉢を預けに月麦のひなさんところへ。
一週間家を空けるので、水が大好きなワイヤープランツを枯らしかねない、、、
猛暑に負けず、月麦畑で元気に過ごしてね〜
それから、個展に展示するシルクスクリーンのフィルムパターンを借りに
メッシュの平川さんところへ。



「どうですか?」と、おふたりに尋ねられ、

「できました。」と、わたしは笑顔で答えた。
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by cotomono | 2010-08-21 21:34 | Comments(2)

あと、一歩だけ

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ずっと探していた 理想の自分って
もうちょっとカッコよかったけれど
ぼくが歩いてきた 日々と道程を
ほんとは「自分」っていうらしい

ねぇ ぼくらが夢みたのって
誰かと同じ色の未来じゃない
誰も知らない世界へ向かってゆく
勇気を「未来」っていうらしい


世界中に溢れてるため息と
きみとぼくの甘酸っぱい挫折に捧ぐ

あと、一歩だけ
前に進もう

Progress / suga shikao




ずっと見ないふりをしていた、
ひとつ、ふたつ、みっつ、、、

まだまだでてくる妥協の数々。


それと向き合うための、重なるコストと膨大な修正をまえに
もう、このままいっちゃおうかとも思ったけど、、、

妥協の先にあるものは、一体なんだろう?


いいわけ、取り繕い、後ろめたさ、、、

挙げ句の果ては、
「こんなの、ほんとうのわたしじゃない」って?




いやいやいや、、、



あと、一歩だけ、
もう、一歩だけ、

がんばろう、がんばろう。
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by cotomono | 2010-08-21 00:55 | Comments(0)

ながぐつ工房と足養生

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着物屋さんの帰り際、
本日の納品先だった、超高級介護付き老人ケアマンションの話しをFさんから聞き、
なんというか、想像さえつかない老後の世界にただ笑うしかなかったけど、、、
一体全体、お金って、なんでしょうね〜、、、

みうらじゅん先生によると、瞑想が大事だそうです(笑

さ、先のことより、目の前のめいそうめいそう、、、




というわけで、いろいろ、耳よりなお知らせです。


ティモールの色を感じるワークショップ
ティモールのボティ村から届いた手織りの布
家事、農作業のあいまを縫って、女性たちが織ったもの
土の、植物の、太陽の匂いのする布をとおして、あなたが感じたことを絵で表します

8月23日10時からお一人60分程度。12時台はお昼休みです。


八田麻理子(はったまりこ)
17年間インドネシアとかかわる
ながぐつ工房主宰
自然とつながるアート教室のホームページ:
http://sites.google.com/site/nagagutsuart/


まりこさんとは、こないだRさん家にふらりとお邪魔したときに出会いました。
きらきらしてて、いっぺんで好きになりました。
インドネシアのバティックや、東ティモールの奥地まで生地を尋ね歩いたことなど
興味深い話しを聞かせてくれました。
わたしにはない世界観があって、まりこさん、おもしろかったなぁ。

つづいて、

足つぼ養生 Despacioさん

Despacioは、デスパースィオと読むスペイン語です。
直訳で、ゆっくり、ゆったり、少しずつという意味です。
現代社会は、速さ、安さ、利益が先立って求められ、
色々な分野で本来の質を失いつつあると思います。

我々Despacioでは、ゆっくりとした動きの中こそ、確実に一人ひとりが求める、
健康感・幸福感があると確信しています。

簡単にモノが手に入る世の中ですが、
本当に大切なものは手に入れるまでに時間がかかるものです。

ご縁が合った皆様に、ゆっくり・じっくり・確実に…
それぞれのしあわせを自分の中で育てて頂くお手伝いができればと思います。



わたしもお世話になったことのある、Despacioさん。
住吉神社のほど近くのマンションで、足つぼのマッサージをされてあります。
スタッフのHさん、Tさんとお話するだけで、わたしなんかは充分癒され元気になってます。

8月いっぱい、50分/5000円→3000円
キモチの良い足つぼマッサージを体験してみてください。ぜひぜひ!
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by cotomono | 2010-08-18 20:27 | Comments(0)

可能性と、失敗と、

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夕方になって、ようやく涼しい風が吹いてきた。
しかし、今日もほんとに暑い一日だったなぁ、、、
首に保冷剤巻いて、水浴び2回して、なんとかやり終えた。


でも、やっぱり最後までスムーズに事が運ぶことはなく、
イメージどおりにやってはみたものの、取り返しのつかない事態に
一旦は匙を投げてしまい、気分転換に外へ出る。

郵便局で保険の支払いをしたり、スーパーですいかを選んでるあいだもずっと、
自分でやらかした取り返しのつかなさから離れられず、
あぁ、なんでわたしはこんなことをはじめてしまったんだろう、、、と
身も蓋もないことを思いはじめる。

部屋に戻っても、投げられた匙はそのまんま床に転がっていて
一向に、拾われる気配はない。


あたりまえだ。

それを拾えるのは、わたしの他、
誰もいないのだから。


それから、杭きりを持ち出して慎重に金具を切り離していく。
空けてしまった穴は元どおりという訳にはいかないけれど、
塞ぐ方法がないわけではない。

いつかの失敗が、役にたった。
でも、もうちょっと、ちゃんと作れたはずだった。
そんな心残りを塞ぐことはできなかった。





可能性と、失敗とは、
いつもおんなじ場所にある。

だから、どちらも自分で引き受けるほかないのだな。
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by cotomono | 2010-08-16 17:43 | Comments(0)

父の絵本

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制作が追い込みではあるけど、やっぱりお盆は大切なもの。
昨日、一昨日と実家へ帰り、お墓参りと田舎のおばあちゃんに会いに。
おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に暮らした経験のないわたしにとって、
その存在はずっと遠いものだったけど、年を重ねるにつれ、
その存在がだんだんと大きなものになってゆくから、不思議。

とくに、おじいちゃん。
父方も母方も、生きているときはどんな会話をしたかも覚えていないけれど、
歩むべき道がみえなくなったとき、心のなかで問いかけるのは、
いつも、おじいちゃんだ。


おじいちゃんが、わたしにとって遠い存在だったように、
わたしにとって父は、ずっと近寄りがたい存在だった。
そこに、愛がなかったわけでは決してない。
愛があるからこそ、難しかったのだ。



一昨日の晩、母と着物話しで盛り上がってるとき、
「これ、みて!」と子どものような顔をして、父がわたしに数冊の絵本をみせてきた。

白雪姫、アンパンマン、
そして、わたしも大好きな荒井良二さんの『ピンポーン』
そのすべてを、父が書き(描き)写したのだ。


父はいま、弱視の子どもたちのために、
絵と文章を大きくした写本のボランティアを仲間たちとやっていて、
そのことは1年前から知っていたんだけど、ようやくそれがカタチとなったのだ。
写本といっても、弱視の子どもたちにとってはそれが実際目にし手にする絵本。

きっちり1.5cm枠に整えられた丁寧な文字、色鉛筆で光と影までを表現した絵、
それから、ページをめくりたくなるような構図。
そして、それを作り上げるまでの苦労や工夫、喜びを表現する父。

そのひとつひとつに、心が溢れていて胸が熱くなった。
わたしの扶養者であったときには知り得なかった父がそこにはあった。




定年までの30年間、社会福祉の仕事に従事てきた父。
それは、父の父が敷いた道であり、父が自ら選んだものではなかった。
でも、それを懸命に歩き、自らの道にしてきたのは父だ。



すごいね、すばらしいね。
おとうさんは、ずっと、つづいてきたんだね。
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by cotomono | 2010-08-14 22:47 | Comments(0)

ねばれ!

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台風一過。

そして、今日で3日連続『いづみさん』にてレザー模索。
ずっと定まらなかった最後のひとつがようやく決まった。
ぎりぎりまでねばった甲斐あって、コレっというものがみえてきた。
制作は週末のお盆休みがの実質ラストとなるので、これでなんとか追い込める。


制作にあたり、これまでとひとつ違うことがあるとすれば、この、ねばり。
こんなことを言うと、これまで作品を評価して下さりお買い上げ頂いたみなさまに
申訳ない気持ちがしてくるけれど、、、

今回、シルクスクリーンや取手にレザーを使ったことで出来ることが一気に広がった。
でもその分、落としどころが定まらず9割方できてるけど仕上げられない状態に陥った。

何かが違う、
でも、これまでのやり方が悪いわけじゃない。
それを踏襲しても、別に間違いではないだろう、、、



でも、まだもっとあるはず。

ベストな素材、
ベストな方法、
ベストな表現、


だから、ほんとうにそれがくるまで、待とうと思った。
それまでは繰り返し、寝ても覚めてもシュミレーション。

悩んで、ねばって、
迷って、ねばって、
惑って、ねばって、

くりかえし、くりかえし、



そうして、気がついた。


これまでわたしは、
ねばるに足るだけの、

知恵も経験も、想像力も、
持ち合わせていなかったのだ。




ねばれ!

まだまだ、ここは、
スタートラインだろう?
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by cotomono | 2010-08-11 21:22 | Comments(0)

共鳴

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今宵はテトラにて、Axel Dörnerを初体験


それは確かに、彼の息づかいから発せられているのに、
それは深く潜在意識のなかに沈み込み、
自我の境界線を越えて無意識と共鳴し、
わたしが、響いているようで、
誰かが、鳴らしているようで、

うーん、、、、

こんなの、はじめて。
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by cotomono | 2010-08-09 22:22 | Comments(0)

21

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今日も猛暑、
そしていわずもがな、追い込み。

昨日は、いずみさんにかばんの本体を持ち込んでレザーとの組み合わせを。
コストの壁がなければどれだけでもいけるんだけど、、、
そんななか、奇跡のようなレザーを探し出し今日は工具片手に取り付けていく。

しかしながら、それでもまだ定まらないのが数点あるので、もうあと一個作るのは断念。
結局、目標には遠く及ばず21点(小物8点含む)止まりだけど、ここで無理をしてもなぁ。
そのもう一個に、迷いや妥協がでてしまうようでは作っても仕方ない。

数は届かなかった。
でも、新しいことにチャレンジしたということにおいては、
一歩進んでは二歩下がりで散々苦労したけど、我ながら、本当にがんばったもの。
それに、制作のひとつひとつ、いまできることのベストを尽くしてきた。

だから、胸をはっての21点。
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by cotomono | 2010-08-08 19:10 | Comments(0)