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オーケストラ!

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恒例のぴんぼけ映画コーナー、今回は『オーケストラ!』

観終わってからもずっと、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲がやまなくて
ラストは劇中の観客と一緒にスタンディングオベーション!(心のなかで、、、)
久しぶりに映画の醍醐味をひしひしと感じた。


あぁ、やっぱり音楽は、
とてつもなく、素晴らしい。


それは、誰のなかにもある、
“ぐぐぐ、、、”と湧き上がってくるもの。
あの、言葉にはならないものに、光をあててしまう。


だからこそ、狂おしいほどに、
素晴らしい。




明日は1日映画の日
KBCシネマで是非。
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by cotomono | 2010-07-31 21:09 | Comments(0)

まるりゅう

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昨日からの「まる」つながりではないけれど。
個展用にオーダーしていたネームプレートができあがったのをいいことに、
今夜はひさびさmaruのRさんとさしでゴハンする。

この頃はふらっと遊びに行くこともなくなったけど、
3年前、会社員をやめてからの半年間はひまひまで、理由もなくふらっと顔をだしては
メンバーやスタッフとおしゃべりしたりお菓子食べたりして、
ときどきRさんに「わたし何したらいー?」と進路相談もどきもしてたっけな。
その当時はまだ「工房」ぽい雰囲気が濃かったけど、
いまやmaruはメンバースタッフ合わせて50人と大所帯に。
ネームプレートも、最初はあっきーの小さな落とし物がはじまりだったけど、
回を重ねるごとにクオリティが上がり、今回もいいものを作ってくれました。


それにしても、相も変わらずRさんはおもしろい!(見た目もおもしろいけどね(笑)
嗅覚があるというかアンテナの張り巡らしがおもしろいというか、
話してると、「やや、そうそう!」と何かが開いていくのがわかる。

そんなRさんと話してて、改めて感じたことは、
個が個であればあるほど、それはより他者になっていくこと。
コミュニケーションとは、他者との関係性のまえに自己対話があってこそのもの。

そして、そのさきにあるものが、
わたしであり、きっと、あなたなのだ。


閑話休題、、、


最近、着物屋さんの専務(加工の責任者)から、
「これ、どう思う?」と加工について意見を求められることが増えてきた。

最初はそんなに長居するつもりはなかった着物屋さんだけど、
3年たって、少しは信頼してもらえる存在になれたのかと思うと
素直にうれしく思う。


だんだん好きになっていく、
そういうのも、いい。
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by cotomono | 2010-07-30 00:29 | Comments(0)

まるしぼり

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朝から恵みの雨。空気が洗われてひんやりした風が流れ込む。
着物屋さんの忙しさも落ち着いてきたので、今日は家で制作。
それにしても、毎月、月末がくるのが恐ろしく早く感じる。
このままだと、あっという間におばあちゃんだなー、、、

今日は、定番のまる底をすこしアレンジしてみようと、入り口をしぼりにしてみる。
こうすると、「まる」さが崩れなくてぽっこりしたフォルムがつくれる。
(あ、もちろん崩れないように構造からつくってるんですけどね、、、)
しぼりを持ち上げるとベレー帽みたいにみえて、これに目と鼻と口を付けたら
人の顔みたいでおもしろいかもなー。(やらんけど)
あとは取手を付けるだけ、、、ぴったりのレザーを探さないと。


こないだ、生地を仕入れている「マルチェロ」さんにも言われたことなんだけど、
布地でちゃんとカタチが作れるのなら、取手はレザーにした方が説得力がありますよ、と。
これまで、布なのに取手だけレザーに頼ってしまうのは如何なもんかと避けてたけど
布だけで、鞄と呼ばれるようなしっかりしたカタチが作りたいとずっとやってきて、
それがある程度はできるようになった現在、もうそんなことにこだわらなくても
いいのかな、、、と。近場に、「いづみさん」というレザーの宝庫もあることだし。
まぁ、あとはコストの問題。当然、それだけ価格に響くわけなので、
デザイン(作り)と素材とトータルで納得してもらえるものじゃないと、
そう簡単に売れないかもしれない。


ものづくりを始めたころは、つくることばかりを考えていたけど、
それをどうやって売れるものにするのか、作品をいかに商品にするか、
これが本当に深いところだなと思う、今日この頃。
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by cotomono | 2010-07-28 18:15 | Comments(0)

紙袋の特許

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少し前から、シンプルな紙袋のようなカバンが作りたいと思っていたところ、
今朝、たまたま、四万十川新聞バックというページに出くわした。

コンセプトがはっきりしていて、見せ方(デザイン)もうまい。
プロダクトとしての完成度も高い。
さて、どんな作りなんだろうかと探ってみたくなったが、
そこには『特許出願中』の文字。
作り方はみせるけど、そこは「買ってください」ね、だ。

そうか、、、やっぱりそうするのか、と急に興味が冷めた。


自分がものづくりを続けるうえで、最も大切にしているのはオリジナリティだ。
それは、わたしだけでなく多くの作家がそうであろう。

でも、そのオリジナリティはいったいどこからやってきているのかを思えば、
まぎれもなく、これまで見聞きし、触れてきた「他者」だ。



吉野 弘という詩人は、「生命は」という詩のなかで、

“ 世界は多分、他者の総和 ”とうたった。
“ 生命は、自分自身だけでは完結できないようにつくられているらしい ”とも。



特許を出願中だという四万十川新聞の紙袋。
それのどこに、特許を申請しなければならない理由があるのだろうか?

もともとそれは、四万十川流域に住むおばちゃんの、
もったいない気持ちがはじまりだという。

そして、新聞紙を折りカタチづくるその手のなかに、
「折り紙」という、誰のものでもなく教え伝わってきた文化がある。

それらのどこに、著作権が発生するというのだろうか?



去年、ホームページをリニューアルするにあたり、ひとつこだわったことがある。

それは、ホームページにありがちな、Cマーク(著作権=コピーライト)を外すことだった。
それについて、デザイナーのTさんといろいろ話しをするうちに、
クリエイティブ・コモンズという考えかたを提案されたけれど、
正直、それを自分のなかに落とし込めることがまだできなかった。
最初は、そういう著作権に関することは一切記載しないことも考えた。
でも、それでは著作権に対する自分なりの考えは伝わらないだろうと思い、
あえてコピーライトと反対のコピーレフトという概念だけを、
そこに提示してみようと思った。



わたしは、自身というオリジナリティをつくりながら、
それを手放していきたいと思っている。
そうしなければ、わたしがオリジナリティであることはできないからだ。


そして、特許を申請しなければ守れないようなオリジナリティであれば
それははじめから、オリジナリティにはなりえない。
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by cotomono | 2010-07-25 21:36 | Comments(0)

ものづくりの現場

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ベイサイドからキモチのいい海風が吹きながれ、
猛暑のなか今日の博多はすこぶる爽やか。

今朝も早起きして、新作にとりかかる。
新しい素材を使って新しいカタチをつくるべく、2時間ばかり生地とにらめっこ。
わたしのなかでは、もうずっと絵はみえていて、できるイメージは万全。
大丈夫、絶対いいものができる、そんな気持ちが湧いてくる。

そう、自信をもってハサミを走らせる。
生地を縫い組み立て、だんだんとみえてくる、
わたしのキモチ、わたしのカタチ。

それを前にすると、日々の曇り空なんか、ふっと吹き飛んでいく。
ものづくりの現場にながれる光と風が、今日もわたしを包んでくれる。



夜、土鍋で炊いた鰻のひつまぶしをつつきながら、
テレビで東京スカイツリーの現場を観た。

天空に突き刺さるように伸び出る先は、人間の途方もない欲望のようにもみえるけど、
そこに情熱を傾ける現場の人間たちのひとつひとつは、やはり、どうしようもなく美しい。

それが小さなカバンだろうが、巨大なタワーだろうが、
それが目に見えようが、見えまいが、
自分をもって自身をつくることは、勇気のいることだ。


だからこそ、美しい。
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by cotomono | 2010-07-24 21:13 | Comments(0)

熱帯夜

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朝から猛烈な陽射しとアイロン熱にすっかり当てられ、著しく食欲低下ちゅう、、、
目下、生命線はすいかと冷や麦。お昼のお弁当もろくに食べれずじまいで、
見かねたおばちゃんが冷やし中華風にアレンジした素麺をパックに詰め作ってきてくれた。
錦糸卵に紅ショウガ、キュウリにトマトと彩りも食欲をそそり美味しく頂きました。
あぁ、でも素麺とか冷や麦とかばっかりでは元気がでないので、
ここはひとつ、うなぎでも食べたいとこ。
中国産でもいいのでスーパーでパック入り買ってひつまぶしでも作ろうかな。
そんなことを思いながら『美の壷』をみてたら、涼しげな夏の和菓子、
水羊羹やらあんみつなんかがでてきて、うっとり。明日、鈴懸に買いにいこ。

あぁ、そして今夜も熱帯夜。
コンクリートは日が暮れてから温くなるから困ったもんだ。
でも、節約のためクーラーはお風呂上がりのみ、、、
扇風機くるくる回し窓も玄関も開けられるとこは全部開けてチクチク。

1ヶ月後、無事に送り出しできてることを想像しつつ、、、
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by cotomono | 2010-07-23 23:03 | Comments(0)

民主主義

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いまさらだけど先週の参院選、行くには行ったけど、
いざ、投票用紙を前にすると、立候補者名とかどこかの政党名を
鉛筆で一字一句書くことがほとほとあほらしくなって、はじめて「×」投票をした。
これまでは、捨て票でも入れないよりマシだろうと、存在意義ある野党名を書いて
清き1票を投じてきたわけだけど、、、というか、今回も投票用紙を前にいちお
ぎりぎりまでそうしようと悩んだけど、どうしても書く「こと」ができなかった。

政治や社会に対する意識はある方だと自分でも思うし、
「選挙」というものに積極的に関わったこともある。
いまさら、「それ」に過大な期待を寄せてるわけでもないのに
なんでだろ?、、、ただ、もう生理的にいやだと思った。

投票率は今回も50%くらいだったのかな?
投票率を上げるために、インターネット投票を導入すべきだという議論も聞かれるわけで。
それはそれでパーセンテージは上がり、より多くの「民意」というものが反映される
かもしれないけれど、、、
個人的には、部屋の中でパソコンを前にボタンでポチっとやるのと、
投票所に行って鉛筆で名前を書くのでは、まったく違う「こと」のように思う。
今回、もしネット投票が解禁されていたら、わたしはぎりぎりまで悩むことなく、
誰それどこそれの政党にポチっとやってただろう。

「投票」は議会制民主主義の、唯一の直接行動だという人もいるけど、
その「行動」はいったいどこへ向かっているのだろう?




民主主義、社会主義、共産主義、資本主義、、、果ては無政府主義、、、などなど
生まれたときから、ちまたにはいろんな「主義」があふれかえってるけど、
「主義」ってそもそもなんだろう?

まるでわたしたちが、さも「それ」を望み選んでいるような錯覚さえするけど、
実態はわたしたちの手のなかには、ないように思う。
これまでも、これから先も、ずっと。
たぶん、その気持ち悪さが嫌でわたしは「×」と書いてしまったのだろう。





今日、テトラで「ブライアンと仲間たち パーラメント・スクエアSW1」
というドキュメンタリー映画を観た。

2001年6月から、イギリスはロンドンの国会議事堂の向かいに広がる
パーラメント・スクエアにテントを張り、8年以上家にも帰らず、1日も休まず、
英米政府のテロ撲滅戦争に抗議を続けるブライアン・ホウとそこに集う人々の物語。
詳しくはこちらを、、、


映画の後、そこに集まった7人でそれぞれの思いを言葉にする。
ひとつのテーマがあるとはいえ、みながみな同じ考えなはずもなく、
今日、はじめて出会った人同士、さまざまな相違のなかで
自分の考えを話し伝えるのは容易なことじゃないけれど。
それでも、自分を伝えようとする「熱気」のようなものは必ず伝わるもので、
予定時刻を過ぎても会話のキャッチボールは続いていた。
そして、その熱はその場を離れても、そう簡単に消えるものではないのだ。


それこそが、わたしたちの手のなかにある
「民主主義」なのではないだろうか。
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by cotomono | 2010-07-19 21:05 | Comments(0)

元チャンピオン

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DMができました。東京方面の方々よろしくおねがいしまーす。


山笠も終わり梅雨も明け、博多は一気に夏模様。
今日は個展前としては最後となるシルクスクリーンを刷るべく、午後いちでメッシュへ。

作業に取りかかって早々、なぜだか元WBA世界スーパーフライ級チャンピオンが出現。
現在、呉服町にボクシングジムを経営している元チャンピオンは、自らデザインした
オリジナルTシャツなどを今後、制作販売していくらしく、その相談に訪れたそうで。

ボクサーとモノづくりの現場って何ら接点がなさそうだけど、
そこはアスリート特有の眼力の強さで、これはどうやってつくるの?とか、
わたしがやってることにも純粋に興味をもったらしく、
なんだかうまく言えないけど、ひとつのことを極めた人って、
あらゆることに対して共通言語をもっているような感じがした。
一緒にその場に居たのはたぶん1時間ぐらいだったけど、
元チャンピオンが近くにいるとその空間がぎゅっと濃縮されるようで、ふしぎだったな。


さて、肝心のシルクは3回目ながら今回が一番の山場。
大物のほとんどを今日で刷ってしまわないといけないので失敗はできない、、、と
心して取り組んだので、最後までスムーズにできあがった。
前回、足止めをくらった「れんこん」もイメージどおりに。
平川さん、ありがとうございました!

さぁ、あとはカタチにするばかり、これからが正念場。
ついつい気が緩んじゃうけどここからはアスリートが試合に挑むべく、
集中、集中。
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by cotomono | 2010-07-17 22:45 | Comments(0)

ワールド

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私信:


こないだは、悪かったね。

思うようにつくりだせない苛立ちと、
結果のみえないプレッシャーに、

突き放された気がして、
また、いつものくよくよ虫がでてきちゃったよ。



でもね、ほんとはね、
すごく、うれしかったんだよ。


「いけるところまで、いってみるよ。」





あなたはもう、
あなたのワールドが回りだした。

あなたは、あなたのワールドを生きている。







   ぼくひとり わたしひとり いなくても世界は変わらない
   だってさ 見ろよ これほどに世界は広いんだぜ

だからって そんな 元も子もないこと言うんじゃない
現に こうして きみは生きているじゃないか

   そうは言ったってさ 不安で泣きたい日もあるじゃない


そう だからこそ
手を叩いてさ ぼくは今 ここにいるんだって 叫んでみよう
そんな 小さな音が きっと 世界を作るから

ほら そこは きみのワールドだ


   ぼくひとり わたしひとり しなくても世界は変わらない
   だってさ 見ろよ これほどに人は多いんだぜ

   そんな 無責任は よしなさい みな見ているよ

そうは言ったってさ 自分なんて ちっぽけだと思うじゃない


そう だからこそ

手を叩いてさ わたしは今 ここにいるんだって 伝えてみよう
そんな 小さな音が きっと 世界を変えるから


ほら きみも 聴こえているだろ
ほら そこは きみのワールドだ


自分をちょっとだけ信じてみよう 
きみのワールドが回り出す

自分をちょっとだけ認めてみよう 
ぼくらのワールドが世界をつくりだす




      ワールド  清 竜人


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by cotomono | 2010-07-15 22:17 | Comments(0)

非常ベルと濁流カメ

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毎朝通る、正福寺の路地に突き出した大きな木。
思慮深そうな佇まいが物語にでてきそうで、たまに鼻のあたりを触ってます。


昨夜、爆問学問を見ながらうとうとしてると、
突然、ジジジジとどこからともなく非常ベルの音。
何事かと思って窓の外をのぞくと、向かいのマンションの住人が皆こっちをみて指さし、
慌てた近所の人たちが外に出てきているので、え?こっちですか、、、と
びっくりして玄関ドアを開けると、廊下中に響き渡るけたたましい警報音、、、
えー、まさか火事!!!と一瞬パニックに。ど、どうしよう、と、とにかく逃げなきゃと
急いで着替えて戸締まりして財布と携帯だけもって廊下にでると、エレベーターは停止。
ふって湧いたような非常事態になにごとなにごと?と互いに確認しながら
みんな階段を使ってとりあえず外にでるも、どこにも火事らしき気配はなく、、
誰からともなく誤作動じゃ?ということで、それぞれの部屋に戻っていったのであった。
それからしばらくして非常ベルは止み、ほっとして寝ようとしたら今度はうーうーと
サイレンの音が、、、心配した近所の人が消防車を呼んだらしく、
まったく人騒がせな誤作動であったが、火事じゃなくてほんとに良かった、、、。

まぁ、でもいつ何時、なにが起きるかわかんないわけで、、
備えようにも、後悔しないようにただ毎日をまっとうする他ないけど、
そんなにうまくはできちゃいないもの。いつだって、後悔先に立たずなのだ。


そんなことを思いながら、どかどかと降りしきる雨のなか、今朝も長靴はいて
着物屋さんへ向かう途中、ここのとこの大雨で増水した那珂川に2匹のカメを発見。
遠目にもはっきりカメとわかるくらいの大きさで、濁流のなか首だけ出して
あっぷあっぷと懸命に泳いでいた。
たぶん、元々はペットとして小さな水槽で飼われてたミドリガメあたりだろう、、、


大海を知らずまま、囲われた安全地帯で一生を終えるか、
手足をばたつかせ、泥水に飲まれながらも海原へ向かうか、

2匹の濁流カメに思う、梅雨の朝であった。
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by cotomono | 2010-07-14 20:24 | Comments(0)