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おじいちゃんの仕業

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いつもの朝、洗いものをしようと給湯器のスイッチを押すが
うんともすんともいわない。ブレーカーも落ちてないし、
昨夜までふつうに使えていたのに、はて?

とりあえず、夜になってお風呂に入れないのは困るので、
管理会社に電話して電気屋さんに来てもらう。
30分後、昔ながらの職人さんっぽいおいちゃんが登場し、
5分ばかりドライバー片手にどれどれと配線をいじっているうちに、
すんなりスイッチON。
「原因はまったくわからんけど、ま、よかったね(笑)」と言い残し、
おいちゃんは風のように去っていった。

仕事場に遅刻の電話をした割に、あまりにあっけなく片付いてしまい、
少々拍子抜けするも、どうせ遅刻するからゆっくりしようと
朝から洗濯機をゴロゴロ回し、ついでにわたしも布団のうえでゴロゴロ。

そんなこんなでいつもより1時間半遅れで家をでると、
ずいぶん陽が高く昇っていて気も大きくなり、ちょっと寄り道でもするかなと、
いつもは曲がらない細い路地に入っていくと、シンジラレナイ光景が。

思わず「わぁ!」と声をあげてしまった。


空き地があったのだ。


それも、
ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ、も!

そこは通り抜けできない袋小路になっていて、
みつからないようにひっそりとあって、まさに空き地天国。
ポピーとか淡い色した春の草花がそよそよと風に揺れ、
気持ちがすーと通り抜けた。


昨日、ずっと空き地のことを思っていたから、
わざと遅刻させてみせてくれたんだなぁ、きっと。

たぶん、おじいちゃんの仕業だ。
そんな気がする。
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by cotomono | 2008-04-30 21:02 | Comments(0)

空き地

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所用があり、ふだんはあまり近づかない休日の街へでかけた。


シアワセを買い求めようと、
スキマなくうごめく群れにスキマを探し
自転車を漕いでみるも。

目がかすんで、
なにもみえない、
みたくない。



街はきょうも溢れていて、
なんでもあって、なにもない。


いつからか、

ここに、
ほしいものはなくなった。



頼むから、
もうなにも売ってはくれるな。


「あなた」はどこにも売ってないし、
「あなた」を買うことはできないと、

ちゃんと、いってほしい。




あぁ、、、



でも、

ほしいものが、
ひとつだけあったな。



空き地

空き地がほしい。


街も、
人も、

埋められない、
空き地をほしがっている。


そして、


その、空っぽに

ごろん、と浮かび

ふふふ、と笑ってみたい。
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by cotomono | 2008-04-29 20:41 | Comments(3)

なにごとも。

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今日も朝から針仕事。
その前に日々増え続ける布類を整理するべく、玄関横の収納を大掃除。
ゴミ袋2つ分無駄なものを片付けると驚くほどスッキリさんに!
いかにいままでテキトウに押し込んでたことか...
おかげでアイロン類も納まり布たちも取り出しやすくなった。
やっぱり、整理整頓は基本だな。


さて、
キレイに整ったところでオーダーもののバッグにとりかかる。
近々、イタリアに取材旅行にでるSのために、パスポートやお財布など
貴重品を納めるバッグをつくるのだけど、うれしいことに、去年の暮れに
つくっておいたboro nuno bagを気に入ってくれ、同じデザインでつくることに。
ボロ布の最終形として、手が動くままにつくったバッグだけど、
使ってみるとこれが実に使いやすく、洋服の一部としてフィットするのだ。
Sもそこを気に入ってくれたみたいで、つくっておいてほんとうに良かった。

ただ、今回の素材はボロ布ではなく、こちらと同じ素材を使うので、
同じデザインでも全く別ものをつくるキモチで望むことに。

が...
紐の部分でうっかり裁断ミスをしてしまい...大ピンチ。
もともとギリギリの素材でやっているので、新たに紐をとる余裕はなく
どうしようか悩んだけど、1㎜も布を無駄にはしたくないので
端切れを継ぎはぎしてなんとか縫い上げた。
でも、ミスをしたおかげで結果的に布に表情がでてしっかりした紐ができた。

災い転じて福となす?
失敗は成功のもと?


あきらめなければ、できる。(と、思う...
なにごとも。
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by cotomono | 2008-04-27 20:52 | Comments(0)

きょうのできごと

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今日はひさびさアイコちゃんと一緒にうろうろ。

まずは、宮城さんにご案内をいただいていたこどもcafeへ。
宮城さんとは3ヶ月ほど前、sonesで偶然隣り合わせになったのがご縁。
その時ちょうど、こどもcafeの構想中だったこともあって、
初対面にも関わらず幸運にもいろいろとお話を聞かせていただき、
久しぶりに“思い”のある方に出会ったなぁ...と目が覚めるようだったが。

いやはや、白紙の状態からここまで描ききっていることのすごさにまず感動。
やっぱり、人の“熱”ってじんじんじわじわと伝わっていくのだなぁ...と
ちょっと励まされる思いがした。


わたしもガンバロウ...とちいさく心に唱えたところで、
オーダーものに使うボタンを探しに衣屋(きぬや)さんへ。
ここは卸のボタン屋さんで、御供所町に店を構え半世紀近くという老舗。
知る人ぞ知るって感じで、以前ちらっとのぞいた時は「一見さんお断り」って
雰囲気が漂い、しょうしょうビビってしまったのだが...
今日は不思議とすんなり受け入れてもらえ、探していたイメージどおりの
貝ボタンがみつかり大興奮!!!しかも、箱表に付いてる見本を除けば、
残り1個だけという貴重なボタン。もちろんアンティークなので
再入荷はありえず迷わずその2つを購入。ほんとうにラッキーだった。

それにしても、
壁一面、床から天井までずらりとボタン箱が並ぶ様は圧巻。
閉店の危機もあるようで心配だけど、移り変わりの激しい昨今、
こういった芯のあるご商売をされてある店はほんとうに貴重。
今後一切のボタンはここで買うと誓ってもいいから(笑
がんばって続けていって欲しいものです。

その後も、木ノ花にmarcelloと素材を求めうろうろ。
いいモノとヒトたちに触れ、いい一日であった。
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by cotomono | 2008-04-27 00:19 | Comments(0)

27

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    ほどほどに  色気もあって  才もあり

     さりとて

     つめたすぎもせず

    そんなひとに

       会って  みたいような  春の宵。
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by cotomono | 2008-04-24 20:58 | Comments(2)

不安の在処

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4月も残すとこあと1週間。
5月からは個展の準備に取りかかる心づもりにしてはいるものの、
頭をよぎるのは不安材料ばかり。

まだ半年先のことではあるけど、
実質、本腰入れて作業ができるのは休みの日だけなので、
そう考えると50日くらい。
目標は少なくとも30点。
単純に1ヶ月につき5点はあげないと間に合わない。

なかでも、なによりの不安材料は布を染めること。
今回はじめて自分ひとりでいちからやってみることに。
CMYKの4色をかき合わせ、すんなり思うような色がだせるといいのだけど、
こればかりはやってみないとなんともいえず、誰かに教えを請うかとも思うが...

ずっと我流でやってきたのだから、
もう、やっていくしかない。

いまのところ、
わたしの不安の在処はすべて
“やってない”ところにあって、
“やっていく”ことでしか乗り越えられない。

なんてわかりやすい話しだろー。
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by cotomono | 2008-04-22 21:20 | Comments(0)

ジャムおばさん いちごの巻

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こないだ作った金柑ジャムが思いのほか美味しくできたので、
次はいちごで作ろうと思っていた矢先、Sがいちごを山のように抱えやってきた。
Sのご実家は、糸島であまおうを作っているいちご農家さんなのだ。
市場には出せないくずいちごと呼ばれるものらしいけれど、
そういう規格外のものの方が味は美味しかったりするのです。

で、早速夕ご飯の前にコトコト煮込む。
が、いちごは水分が多いのであっという間にジュース状態に。
とろみをだすにはペクチンを加えるといいらしいけど、
そんな気の効いたものはないので、これまたSにもらった
夏みかんを半分、皮ごときざんで放りこむといい感じに。
酸味もプラスされてさっぱりした甘みのいちごジャムの完成。
山のようにできたので、いちごと一緒にご近所さんへお裾分けしよっと。
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by cotomono | 2008-04-21 19:33 | Comments(2)

frapani * cover

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新作です。
うつわ屋 frangipaniさんよりオーダーを頂き、スケジュール帳のカバーをつくりました。

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もともとは、こんな感じの薄いプラスチックのものでしたので...

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まず、はじめに本体に強度をもたせるために、
4種の糸を編み込んだフォークロアのフェルトを内側に貼り付けました。

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使用素材はすべて藍染めの、前掛け(帆布)、古着のデニム、作務衣を解いた絣と、
それぞれが、元来「仕事」をするためにつくられたものたちです。

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カバーを開くと、使い慣れたペンがさせるホルダーを。

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左手には、お礼状などをしたためるために常備されているという、
ハガキを差し込めるスペースを。

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素材を何種も使う場合は、無理な縫い目がでないよう素材の特性を生かし、
予め計算して最小限の縫い合わせをするよう心がけています。

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そして、使いながらいろんな表情が楽しんでもらえるよう、ちいさなデザインを。

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こうして、frapaniさんのもとへ無事届けることができ、
心から喜んでくださる姿にうれしさもひとしお。
5年、10年、20年と、
frapaniさんの傍らで「仕事」ができますように。


そして、
わたしのもとを離れ、すっかりその方のものになった瞬間。

わたしのオリジナリティーとは、
いつでも「そこに」あるのだと信じ、願うばかり。

frapaniさん、本当にありがとうございました。
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by cotomono | 2008-04-20 14:19 | Cotomono Works | Comments(2)

わからないでいよう。

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福岡市で先月から連続でおきていた通り魔事件の犯人が逮捕された。
どちらも金銭目的の犯行だったようで...。

逮捕後、テレビでは一様に「怖かったので犯人が捕まって良かった。安心した。」
「また同じような事件があるかもしれないので、気を引き締めたい。」
といった街頭インタビューが数多く流されていた。
また、犯人と同じアパートに暮らす住人や元アルバイト先の同僚からは、
犯人のキレやすさや異常さがうかがえるコメントが撮られていた。

そんなテレビをみていてふと、思ったのだけど...
もし、私がこの事件に関する街頭インタビューとやらを受けたとしたら、
はて、何と答えただろう?と。

たぶん、「わかりません」とだけし、後は口を閉ざすしかない気がする。
だって、わたしはその現場を目の当たりにしたわけでもなく、
犯人のことも被害者の方のことも、何も、知らないのだから。


想像力がないのかもしれないけれど、
この事件に関して「怖い」とも、犯人に対して「憎い」とも思えるだけの
リアルな理由がわたしのなかにはみあたらない。

もちろん、人を殺したり、傷つけたり、そういうことの良し悪しはわかる。
でも、「わからなさ」のなかにあるもの、口を閉ざすしかできないものに、
人は思いを馳せるのではないのだろうか...。


それをたやすく手放すくらいならば、
わたしはずっと、わからないでいよう。





もし、街頭インタビューを受けたならば、こう答えよう。


犯人には、いなかったのかもしれませんね。

さみしさや
しんどさや
よろこびを

わかちあえる人が、誰も。
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by cotomono | 2008-04-19 01:34 | Comments(2)

テソーミ

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ほぼ日で日笠さんのテソーミ(手相見)コンテンツを発見。

姓名判断なんかの占いに比べ、手相はすこしづつ変わっていくから興味しんしん。
早速やってみると、いまのわたしはこんな感じ
あってるような、あってないようなー。


手のひらに刻まれた線になにが読みとれるのか?
ほんとに不思議な世界だけど。
人生とともにすこしづつ刻んでいくものだとしたら、
91を生きたおじいちゃんの手相もみてみたかったかな。
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by cotomono | 2008-04-16 20:48 | Comments(0)