きょうはお休み水曜日。そして皆既日食の日。
朝から聖福寺で欠けゆく太陽を待つ。
今日ばかりはお釈迦様も特別とみえて扉が開かれていた。
まばゆい黄金の右手。
10時50分。だんだんと薄暗くなってきたところで、はたと気づく。
あ、裸眼ではみえないのね...がーん。
急いで家に戻る途中でわんこと目が合う。
かいきにっしょくって、、、ふーん?
家に到着。予想どおり、ご近所さんが諸岡商店に集まってた!
おねえちゃんにもみせてよと、子どもたちから日食シートを貸してもらい
しばしの天体ショー。デジカメではうまく撮れなかったけど、
まぶたシャッターにはしっかりと写ってますから。
いっぱい人がいて、うれしいクロ。ごろんごろん。
ねーねー、肉球さわらしてと強引にするけど、なすがままにー。
子どもの頃、皆既日食は怪奇日食だと思ってて、
なにか好からぬことが起こる日かと思い込んでいた。
でも、きょうわかった。
皆既日食は、皆喜日食だったてこと。
サラリーマんも、オフィスレデぃも、坊さんも、郵便局員も、中国からの留学生も、
おっちゃんもおばちゃんも、子どももわたしも、みんなが空を見上げ
嬉しそうにしていた。それが、すごく嬉しかった。
こんな時がずっと続けば、
きっと戦争なんてなくなるのになぁ。
ねぇ、だってきみも、
そう思ったでしょう?