人も木々や草花と同じように、
土に根を張り、光や水を欲し、
自分を育ててくれようとする場所を、
自然と求めていくのかもしれない。
神楽坂でも、やっぱりそうだった。
厳しくも真摯に、そして親身になってくださる人たちがいて、
ひとつの「場所」を示してくださった。
「オリジナリティ」
それは、
誰に問われずとも、
誰に教えられずとも、
わたしが、わたしをつくってきたなかにしか、ないのだ。
それが例え、つたなく不器用なものであろうとも。
キレイな誰かの色を真似ようとしても
その分だけ、自分の色は薄まっていく。
つくることは、
喜びであって、
闘いなんだ。