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私の履歴書

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2月2日 晴れときどき雪

旅を経て、
わたしのなかで、
確かななにかがうごめいている。



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   『私の履歴書』  猪熊弦一郎

    目次

    勇気  ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
    一人っ子 ・・・・・・・・・・・・・・ 10  
    丸亀のころ  ・・・・・・・・・・・・ 14
    武平さん  ・・・・・・・・・・・・・・ 18
    隣は芝居小屋  ・・・・・・・・・・ 22
    山地先生  ・・・・・・・・・・・・・・ 26
    丸亀中学時代  ・・・・・・・・・・ 30
    父一人子一人  ・・・・・・・・・・ 34
    雀撃ち   ・・・・・・・・・・・・・・・・ 38
    画家になろう  ・・・・・・・・・・・・ 42
    上京  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 46
    美校受験初日 ・・・・・・・・・・・・ 50
    一浪の後  ・・・・・・・・・・・・・・・ 54
    病気休学  ・・・・・・・・・・・・・・・ 58
    パリへ  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 63
    マチス先生  ・・・・・・・・・・・・・・ 67
    ピカソ  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 75
    独軍接近  ・・・・・・・・・・・・・・・・ 79
    藤田さん  ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 83
    帰国  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 87
    従軍  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 91
    鉄道建設取材 ・・・・・・・・・・・・・ 96
    入院生活  ・・・・・・・・・・・・・・・・ 100
    父  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 104
    アメリカへ  ・・・・・・・・・・・・・・・・ 108
    ニューヨーク  ・・・・・・・・・・・・・・ 112
    本当の自分  ・・・・・・・・・・・・・・ 125


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いのくまさんのそれと、
くらべることなどできはしないけれど。


42頁くらいには、辿りついたのだろうか。


いのくまさんとわたし。
ひとつだけ、おなじ才能があるとすれば。


それは、感動するこころ。


ただ、素直に。
あるが、ままに。


  かん‐どう【感動】
  [名](スル)ある物事に深い感銘を受けて強く心を動かされること。


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いのくまさんが大好きで、
つくりたくてしかたなくてつくった、
風呂敷バッグ。

使い勝手のいいように、
取っ手を木のハンドルから紐に変えてみた。

でも、
もうひと針ふた針しないと、よくはならないみたい。



いのくまさんがみたら、笑ってくれるかな。


ふふふ。ってね。





いのくまさんは、
125頁でこう記している。


〜〜〜


  一ヶ月にわたって私の幼いころから今までのことを書いてみて、
  私は画家になって本当によかったと思う。
  自分が一番好きなことを、二十歳の時から五十七年の間続けて描いている。
  美術学校であれば十数回卒業したことになる。
  それでいてまだこれでいいと思う作品はできていないように思う。
  描きに描く間に自然、子供の時のような純粋な気持ちにかえり、
  だれにほめられようとも思わぬ自分本来の姿を勇敢に描きぬけば、
  それが私のこれからの仕事だと思う。

  あらゆる苦難の過去を一つ一つ大きな神の力で救われながら、
  私は毎日の仕事が愉快でならない。
  年をとることを忘れているのではないが、それだけ物に大胆になり、
  小さなことごとはあまり気にならなくなった。
  毎日を喜びと感謝を持ちつつ制作を続け、
  ますます子供の心のように清く生き生きとそして明るく、
  何事によらず未知の世界に大きな驚きと興味を持ち続けて、
  いままでにない何かを作り上げたい念願で一杯である。
by cotomono | 2007-02-02 16:19
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