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柿と思い出

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土曜日は吉井町にある母方の実家へ
柿のお手伝いに。

あいにくの雨で、楽しみにしていた山での柿狩りはできなかったけど、
おじちゃんやおばちゃんと一緒に小屋で出荷準備のお手伝い。

小屋には山から収穫してきた柿がコンテナにいっぱい。
これを、ひとつひとつ選別し、きれいに拭いて、
お正月用に袋詰めしたり、箱詰めにして全国に発送したりと、
この時期、猫の手も借りたいくらいに仕事はいっぱい。

慣れない立ち仕事で、3時のお茶の頃には少々へばってしまったわたし。
おばちゃんに「もう、柿なんてみたくなーいって思うことない?」って聞くと。
「ううん。おばちゃんは柿が本当に好きやし、
一年間大切に育ててきたからね、愛情いっぱいよ。」とにっこり笑顔。

そう、こんな生産者の苦労や愛情があってこそ、
甘く美味しい柿が育つのだ。。。

(こんな仕事がしたいなぁ・・・と、ちょっと思ったり。


写真は、傷があったりして出荷できない柿たち。
(もちろん、美味しくいただけます。
ひとつひとつ手にとり、きれいに拭いてあげると
つやつやと輝きだし、なんだか愛おしくなった。


子供の頃、おじちゃんが運転するのトラックの荷台に乗って、
山で柿ちぎりしたり、従兄弟たちと野山を駆け回って遊んだ。
脚立に乗せてもらったり、剪定ハサミの使い方も憶えた。
山でみんなで食べるおにぎりは何よりのごちそうだった。
日が暮れたら、そのままみんなで近くの温泉で湯浴みをした。


時が過ぎ、家族のかたちはかわっていくけど、
からだいっぱいに感じた記憶はいつまでも色褪せない。

そんな、かけがえのない思い出があって、
私は幸せだ。
by cotomono | 2006-11-12 21:03
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