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迷いのなか

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いよいよ明日、大阪での展示会を迎える。

毎回、展示会の前日はいろんなことに思いを巡らすのだけど、
今回はいつもとすこし違うみたい...


もちろん、はじめての場所で、
はじめましての人たちに出会える嬉しさは、いっぱいにある。
作品もいまできる限りのことはやったから悔いはない。
数字的な不安は、いつものことだからもう慣れっこだ。


だからつまり、いつもと同じなのだ。
だけどそこに、いつもと同じ自分がいない。



制作中もずっと、この不在感が気になって仕方なかった。
気にしても前に進めないから、気にせずとにかくやったけど、
心のなかは、それに覆われていた。




10年前のわたしは、つくらなければ(心が)死んでしまうという
危機感に急かせれるように作り始めた。

ものを作りながら自分をつくろうと思った。

いや、ほんとは、自分をつくるために、ものを作る必要があった。
というか、それを与えられた。


10年が経って、つくるということと、再び、
向き合う時期がきているのだろうと感じている。

それは、もしかしたら、作品や商品としての
「もの」では、もうないのかもしれない。



明日からの大事な展示会をまえに、
こんなことを書いてしまう自分はアホやなと思うけど...
大きな迷いのなかにあることを、いったん受け入れてからでないと、
笑って、大阪に行けないと思ったので。

正直に。




今朝、いつも通りかかるお寺の掲示板にこんなことが書いてあった。

 これまででもなく、これからでもなく、
 いまの、ひと呼吸、ひと呼吸が、すべて。




3.11の震災から今日で1年半。
そして、9.11から11年。






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さて、8回目となる展示会にあたり、
今回もたくさんの方々に支えていただきました。

DMの配布や告知等にご協力いただいたみなさまへ、
この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。


Krank/marcelloさん、いづみ恒商店さん、シルクスクリーン工房メッシュさん、
ちゃぶさん、カメラのS。いつもかわらずのお力添えを、ありがとうございます。
そしてもちろん、忙しい最中、今回も快く送り出してくださった着物やさんに感謝。


それから、土圭屋のかいづちゃん
初対面で「うちに泊まる?」(笑)と言ってくれたおかげで、
はじめての大阪への不安が、ぐっと楽になりました。
助かります。本当にありがとう。


そして、明日からお世話になるiTohenさん
はじめてお邪魔したのは今年の2月。まだ寒い寒い冬の日でしたが、
バス停まで傘を差して迎えにきてくださったスタッフの方や、
人情味溢れる鰺坂さんのあったかさが、そのままこの場所となってるなぁ...と、
ここにカバンたちと一緒にまた来たいなぁ...と素直に思いました。
お世話になります。どうぞ、よろしくお願いします。


この場所で、たくさんの方々とお目にかかれるのを
カバンたちと一緒に楽しみにしております。

キモチをカタチに...
Cotomono手作りのカバンや小物たちvol.8

by cotomono | 2012-09-11 22:03
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