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新しい刺繍と津軽の幸とスティーブの言葉。

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中州川端の『丸十』でブランケットのかばんに合わせる深いブルーグリーンの生地を
裁断テーブルに広げカットしてもらっていると、ちょうどテーブルの高さぐらいの
小さな女の子が近づいてきて、「わぁ〜、きれい!」と、ひとこと。
よしよし...(笑)


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さて、目下試行錯誤の日々であった、新しい刺繍の落としどころがようやく決まり、
なんとか、かたちになった。

当初、ふつうに幅広のベルトに加工して使おうとしてみるも、
なんというか、言葉のとおり「取っ手付けた」風になるので、
取手自体をこれまでやったことのない新しい方法で作ってみようとチャレンジ。

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9本の細いレザーを3本づつにして編み上げて1本にし、筒状に縫い合わせた
刺繍を施したデニムに通して、真鍮の留め具でぎゅっと固定する。

...と書いてしまうと、なんてことのないように思えるけれど、
ここまで辿り着くのに、ひとつひとつがほんとうに大変だった...

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いつものことだけど、あたまのなかのイメージの世界にあったものが、
こうして自分の手を通し「かたち」となって表れると、不思議な気持ちがする。
まちがいなく、自分でつくり出したものだけれど、なんというか、
まるではじめから、そこにあったもののような気がするのだ。

今度の展示会は、そんなカバンたちにたくさん出会えそう... かな?



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さてさて、秋も深まりつつある今日このごろ、
弘前の友達から、津軽の幸が届いた!!!恐ろしく、食欲をそそるラインナップ(笑
ちょうど、メッシュの平川さんに熊本のご実家で収穫されたばかりの新米、
ふつうより1.5倍粒が大きいという『大蛇の瞳』をいただいたばかりなので、
これはもう食べるしかないでしょう!
本当にありがとう。

それから、先日弘前からうれしいお知らせがありましたのでご紹介を。
『ホロ』のメンバーでもある、建築家の蟻塚 学さんたちが手がけられた
「王余魚沢倶楽部」が、2011年度グッドデザイン賞を受賞とのこと。
単に箱ものではなく、地域やコミュニティに根ざしたお仕事、本当にすばらしい。
おめでとうございます!

ちなみに、蟻塚さんはわたしと体型が似ていて(笑)、
わたしのカバンがよくお似合いになるのでひとつ買っていただきました...

ほとんどご紹介できませんでしたが、弘前の展示会では、
蟻塚さんをはじめ、いろんなおもしろい人やすてきな人に出会いました。
またすこしづつご紹介できればと思います。


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photo : misa shigematsu [STM]

さて、長くなりましたが、先日逝ってしまった
スティーブ ジョブスの言葉をひとつ、ホームページにアップしました。

「内なる声」
忘れないように、ときどき思い出してみよう。
by cotomono | 2011-10-08 17:48
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