昨日は一日遅れの母の日、、、というわけでもないけど、
たまたま九州管楽合奏団の招待券をもらったので、
母とふたりアクロスシンフォニーホールへ。
わたしにとって初オーケストラは2年前。
まさかの『プラハ放送交響楽団』の超レアチケットを居酒屋で隣り合わせたという
稀な縁でオーボエ奏者の君からプレゼントされたというありえないシチュエーション...
その強烈なファーストコンタクトのおかげで、今回はオケといっても地元のだしなぁ、と
失礼ながらまったく期待せずに聴いていたのだけど、いやいやどうしてすばらしかった!
演奏云々は正直よくわからないのだけど、25歳の若きコンダクターの意欲的な演出もあり、
お客さんを楽しませるってことにおいてはプラハ放送交響楽団にも負けずとも劣らず...
母にいたっては「はー、まるで映画の世界をみてるようやね〜」とすっかり陶酔のご様子。
居眠りなしの2時間半、アンコールも3曲。ラストはコンサートマスターをつとめる
クラリネット奏者と指揮者がポジションチェンジするという粋な計らいで魅せてくれ、
最後までお客さんを飽きさせない演出には、心底感心してしまった。
さて、母とオーケストラの夜を満喫したあとは、ゆっくり美味しいものでも
ごちそうしようとか秘かに思ってたけど、食事処は早々に店じまい。
夜の街に慣れてない母もどことなく不安そうにみえたので
軽くうどんでも食べて電車のホームまで見送る。
その姿が、なんだかとても小さく頼りなさげにみえて、
ちょっと胸が痛んだ。
親孝行、しないとな。